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<「金目当て!」義母から非難>孫フィーバーの義両親!行くたび用意してあった贈り物【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私(スズカ)は夫のレイジと結婚して、義実家から車で30分ほどの場所に住んでいます。息子のゲンキ、娘のユウナの子育てに追われながらも、忙しく過ぎていく日常を大切に想って過ごしてきました。子どもたちが幼いので現在は専業主婦ですが、ユウナが幼稚園に入る頃にはパートでもはじめようかなと思っています。義実家との関係もとても良好で、義両親は孫である子どもたちをとても大切にしてくれています。

義両親はとても優しくて良い人たちです。行くたびに子どもたちにプレゼントをくれたり、ご馳走でもてなしたりしてくれました。ゲンキが5歳、ユウナが2歳くらいの頃。いつものように義実家に行くと、なんと新たに子ども用の室内すべり台やトランポリンが置かれていました。

「あと、コレ……。寒くなってきたら着せてあげてほしいなって思って……。受け取って?」そう言って義母が渡してくれたのは、アウトドアブランドの子ども用ダウンコートでした。なかなかいいお値段がするものです。それを息子と娘の2人分買ってくれるなんて……。申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

帰りも「子ども2人連れてじゃ、買い物も大変でしょ? 夕ご飯の足しにして!」とお肉をくれました。 別の日にも「来週から雨みたいなの。子どもたちは室内遊びが増えるだろうし、ぬりえとか粘土とかいろいろ買っておいたから、使って!」と言って、玩具を買って渡すなどしてくれて……。頂いた「モノ」ももちろんですが、その先にある「義両親の気持ち」がとても嬉しくて、私は感謝しかありませんでした。

私は義実家の畑仕事や大掃除の手伝いをしたり、町内会の仕事を一緒にやったり、機械系に疎い義両親にスマホやPCについて教えたり……。できる限りのお手伝いを引き受けていました。

初孫フィーバーだったのかもしれませんが、義両親は子どもたちの存在を何よりも喜んでくれました。そして私のことも優しく受け入れてくれて、物をもらえる云々よりも私はその気持ちが嬉しくて感謝をしていました。子どもたちも義実家に行くことを楽しみにしており、義両親にとても懐いていました。優しい義両親の頼みであればできることはやらせてもらおうと思い、私もなるべく引き受けてきたつもりです。夫も義両親も喜んでくれるしその笑顔が嬉しくて、いろいろな手伝いを買って出ていたのでした。

義兄が結婚!家族が増え、ますます楽しく……なるハズ

夫には兄のカズマさんがいます。カズマさんは長い間、家を出てひとり暮らしをしていました。それがこのたび結婚が決まり、お嫁さんのミヤビさんとともに義実家で同居することになったそうです。それからは着々と同居に向けての準備が進んでいきました。

その頃ミヤビさんも同居準備のため、たびたび義実家に来ていました。お手伝いに行った私が顔を合わせることもありました。

ただミヤビさんは妊婦さんですから、力仕事などをさせるわけにはいきません。義母に頼まれ、私は張り切って物を運んだり家具を動かしたりといったお手伝いをしていました。

「最近、ばあちゃん家に行っても何ももらわないね」家に帰るとゲンキが言いました。「え?」「いや、前までなら、ばあちゃん家行くたびにオモチャとか洋服とか、食べ物とか必ず何かもらってきてたじゃん」「同居が近いし、それどころじゃないのよ。だいたい今まで頂けていたことがありがたいことなの!」むしろ今までがもらいすぎだったくらいです。ようやく義両親の孫フィーバーが落ち着いて、通常モードに戻ったのかな? とも思います。

義両親が私たちに向けてくれる気持ちへのお返しのつもりで、私は義両親の頼みごとを一手に引き受けていました。決して無理のない範囲で、自分のできることだけではありますが、それでも義両親はとても喜んでくれていました。私も義両親が喜んでくれることに充実感を味わっていたのです。義兄のカズマさんの結婚も決まり、お嫁さんのミヤビさんに赤ちゃんも加わって、これから義実家はますます賑やかになっていくでしょう。私は楽しみでなりませんでした。

義姉の本音がポロリ「肩身が狭い……」出入りやめる?

カナちゃんの愛らしさに私も笑顔になります。「カナちゃんの着ているお洋服、すごく可愛いですね!」「あ、これは、お義母さんが買ってくれて……」「お義母さん、お洋服のセンスいいですもんね~」

私はミヤビさんに背中を向けて義母のところに向かいました。ただ「肩身が狭いな……」とつぶやいたミヤビさんの、曇った表情が目に焼き付いていました。

義母の手伝いをしながら、私は先ほどのミヤビさんの表情が忘れられませんでした。義弟の嫁がこうも頻繁に来ていたら、さすがに嫌になるかもしれないよね……。一緒に住んでいるのはミヤビさんなんだから……。

私は激しく後悔をしました。ミヤビさんがいるわけだし。これからは来る回数を減らした方がいいのかもしれない。うん、減らそう! そう思い、コロッケを作りながら義母に言いました。「お義母さん、同居どうですか?」「ミヤビさんもいい人だし、うまくやっていけると思うわ~」「それは良かったです。……でも、ミヤビさんの手前もあるし、私……来る回数を減らそうと思っているんです」

義母から直接言われたら、ミヤビさんだって「イヤです」とは言えないでしょう。これは完全に私が伝え方を間違えてしまったと思いました。もっと上手い伝え方を考えれば良かった……。そしてミヤビさんから言われる前に、自分で気が付いて配慮するべきだった……。ため息しか出ませんでした。私が頻繁に来ることを「気にするな」と言い切ってしまう義母とミヤビさんの関係は少し心配ですが、これ以上私にはどうすることもできません。義母は気にすることはないと言ってくれたけれど、これからは頻繁に義実家に顔を出すことはやめようと思います。

義姉の気持ちを尊重すると……義母から衝撃のひと言!

帰宅してから、義実家で作ったコロッケを家族で食べていました。すると小学生のゲンキが「コロッケかー」と残念そうにつぶやきます。「ゲンキ! この前も言ったけれど、もらえるのは当たり前のことじゃないの。そんなに言うなら早く働いてお金を稼いで、おじいちゃんたちに恩返ししなさい!」

「いつもありがとな」夫に言われ、私はこう返します。「うん……。でも、実はそろそろ遠慮しようと思っているの……。私がいつまでも出しゃばって顔を出していると、結局ご両親はミヤビさんよりも慣れている私にいろいろ頼んでくるし……」

渋る夫の様子を見た私は、きっと言わないだろうな……と思いました。しかし私はあのときのミヤビさんの曇った顔が忘れられませんでした。「……スズカさんが良く頑張ってくれているから……肩身が狭いな……なんちゃって。これからは私も頑張るようにするね! こんなに頻繁に呼び出されたら大変だもんね」ミヤビさんの寂しそうな言葉が脳裏に浮かびます。

その後も義母からは、以前と変わらずお手伝いを要請する連絡が入ります。しかし私は「パートが入っていて」「忙しくて」「風邪気味なので……」と、すべて断るようにしました。

義母とミヤビさんの関係を考えているからこそ、私は義実家に行くのを控えているのです。夫にもフォローしてもらおうと思っていたのに、なかなか事の重大性が伝わりませんでした。そうこうしているうちに以前と同じように義母から手伝いの要請が入ります。いつもだったらすぐに予定を確認して向かいますが、今回はすべてお断りをすることにしました。急に手のひらを返したように感じられるかもしれません。それでも同居をしているミヤビさんの気持ちを考えたら多少の荒療治は仕方ないと思ったのです。しかし義母から言われた言葉は「お金目当てだったのね」という衝撃的なものだったのでした。

【義母の気持ち】手伝いは贈り物と引き換え?崩れた信頼

私は2人の息子を育てあげ、今は夫と暮らしています。次男のレイジはわが家から車で30分ほどの場所で、お嫁さん(スズカ)と2人の孫と暮らしています。スズちゃんは私たちの生活をよく気にかけて、人手が必要なところは積極的に手伝ってくれていました。さらに最近、長男のカズマが結婚してお嫁さんのミヤビさんと一緒に同居することになったのです。ミヤビさんも優しい女性です。ただ同居を開始したときは妊婦さんだったので手伝いを頼むのも気が引けてしまったし、私はこれまでどおり話しやすいスズちゃんに頼んでいました。しかし最近、スズちゃんがわが家に来なくなってしまったのです。

スズちゃんは私たち夫婦にとって、はじめてのお嫁さん。さらに生まれた子どもは初孫だったこともあり、私も夫も嬉しくて有頂天になってしまいました。どこかに出かけては「この洋服、孫たちに似合いそう!」「この玩具も、喜びそうだよな」と、ついいろいろ買い込んでしまうのです。そして私たちがプレゼントや食材などを渡すたび、子どもたちもスズちゃんも満面の笑みを見せてくれました。

スズちゃんは私たちが困っているときや人手が欲しいときなど、いつでも嫌な顔ひとつしないで手伝ってくれました。「スズちゃん、今日も本当にありがとう。助かったわ~」「お役に立てて良かったです。また何かお困りのことがあれば遠慮なく言ってくださいね!」

ミヤビさんはスズちゃんと違っておとなしそうな人でした。やがて同居の話を進めていくなかでミヤビさんの妊娠が分かります。ミヤビさんは出産のためしばらく実家に里帰りをして、間もなく生まれたカナちゃんを連れて戻ってきて……。その間もスズちゃんは手伝いに来ては手際よく私たちのことを助けてくれていました。

スズちゃんは何かと理由をつけてわが家に来ることがなくなったのです。思い当たることは一つしかありませんでした。贈り物がなければ手伝わないとは、なんてあからさまなのだろう……。そう感じたとたん、今までのスズちゃんとの信頼関係が崩れてしまったように思いました。

いつも明るくしっかりテキパキと物事をこなしていくスズちゃんの姿は、本当に頼りがいがありました。ただ長男の結婚で思いのほか出費が重なってしまい、今までのように贈り物を渡すことはできなくなったのです。それは私も自覚していました。しかし贈り物が減った頃からスズちゃんはわが家に来る回数を減らしたいと言うようになりました。そしてとうとう私たちを避けるように来なくなってしまったのです。自分たちに利益がなくなった途端に手のひらを返すなんて、なんて性格が悪いんでしょう……。今までスズちゃんに抱いていたイメージが一気に崩れてしまいました。

勘違い!?嫁の気持ちを踏みにじった私

しかし週末、次男のレイジがひとりで家に訪ねてきたのです。「あら、どうしたの? ひとりで来るなんて珍しいじゃない」そう声をかけたものの、レイジの顔色は曇っています。大きなため息をつきながら私に向かって言いました。「母さん……なんてこと言ってくれたんだよ……」

「だって本当のことでしょ? 私たちが贈り物をしなくなってから、あからさまにスズカさん来なくなったもの。まぁあれくらい分かりやすいのも、かえってスッキリするけれどね」すると長男のカズマが話に入ってきました。「……母さん、少しいい……? 多分……それ、勘違いだと思う」お嫁さんのミヤビさんも言います。「私が、スズカさんに言っちゃったんです」

「父さんも母さんも何かとスズカさんを呼び出して、頼みごとをしていただろ?」「だって、ミヤビさんは妊娠していたし……」「ミヤビの身体を気遣ってくれたってことは分かっているんだ。でも俺たちもこんなに頻繁にスズカさんが来るなんて思っていなくて」

「俺がもっと早く母さんと話せば良かったんだ。ミヤビがスズカさんのことを気にしていることを」「いや俺がスズカから相談されていたときに、ちゃんと対応しておけば良かった。それ以前に、実家のことを何でもスズカに頼りっぱなしだった俺が一番いけないんだけれど……。だからといって、母さんの言葉はダメだよ」

レイジに言われて私は呆然としてしまいました。私たちが贈り物をしているから、スズちゃんはその対価として労働を買って出てくれていたのだと思ったのです。しかしスズちゃんは、「贈り物」のなかにある私たちの「気持ち」を受け取ってくれて、私たちのために何か役に立ちたいという一心で手伝い続けてくれていたのでした。スズちゃんが今までずっと手伝ってくれていた純粋な想いを、私は自分で踏みにじってしまったのです。後悔してももう手遅れになってしまうような一言を、私はスズちゃんに言ってしまったのでした。

「もともと赤の他人」修復は不可能!?

「スズカは……しばらく距離をとりたいって言っていたよ。もうこの家は自分が頻繁に顔を出すべき家じゃないって」レイジに言われて愕然とします。そして同居している長男のカズマも言いました。「あとさ、俺たちの今後のことなんだけれど……。いい機会だから、ちょっと母さんに確認しておきたくて」

「期待なんて……」「スズカさんは面倒見がいいタイプだから、いろいろ気を利かせて助けてくれただろうけれど、俺やミヤビには期待しないでほしい」

スズちゃんに謝罪の旨は伝えてもらうようにお願いしましたが、許してくれるかは分かりません。一方的な勘違いで不用意に発してしまった言葉は、大切なお嫁さんを深く傷つけてしまいました。後悔してももう遅いのですが……。

ミヤビさんに声をかけられたレイジは、こう答えていました。「スズカは別に気にしていなかったよ? むしろミヤビさんの気持ちに気が付いてあげられなかった自分を悔いていたよ。そういう人なんだ」

今までスズちゃんがたくさん手伝ってくれたことを想うと、申し訳なくて涙が出てきました。「モノをくれるから」という理由だけで手伝ってくれるような、そんな子ではなかったのに……。私はどうしてあんなことを言ってしまったのか。もういくら訂正したとしても、謝罪を繰り返したとしても、私とスズちゃんが以前のような関係に戻ることはないでしょう。私たちは元々赤の他人なのですから「仲直り」は容易ではないのです。取り返しがつかなくなってしまうこともあるという学びを生かし、長男夫婦のことは頼りすぎず自立して生活をしていきたいと思います。

壊れたらもう戻れない「前とおなじ関係はムリ」線引き

今までずっと義両親に喜んでもらいたくてやってきたことは、すべて「お金のため」だったと思われてしまったのでしょう。義母から言われたことを話すと、夫は申し訳なさそうに頭を下げました。

「確かに義両親から贈り物をもらわなくなったタイミングだったし。お義母さんがそう思った気持ちも分からなくもないの……。私も、もっと伝え方に気を付けた方が良かったのかもしれない。そこは反省する。ごめんなさい。だけど……」

「表面上は受け入れたとしても、もう前みたいに仲良くするのは無理だと思う。だって……私とお義母さんは本当の親子じゃないもん。一度壊れたら、簡単には戻らないの」

ミヤビさんと義兄のカズマさんからも謝罪を受けました。「余計なことを言ってしまってごめんなさい……。私も同居への覚悟が足りなかったんだと思う。それなのに、その矛先をスズカさんに向けてしまって……」「これからは俺がちゃんと両親のことを見ますから……。スズカさん、今までウチの両親のこと、本当にありがとうございました」

義母の言葉はとても悲しかったけれど、先々のことを考えると今このタイミングで線引きができたのは良かったのかもしれません。今後は義兄がしっかりとミヤビさんと義両親の間に入り関係を取り持ってくれるそうです。だとすれば私と義母が距離を取ることになったのも、悪いことばかりではなかったのかなと思っています。義実家の手伝いがなくなった分、これからは仕事に精を出すつもり。ミヤビさんの同居生活が末永く幸せなものでありますようにと陰ながら祈っています。


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