ハイジュエリーが語るアール・デコ ― ヴァンクリーフ＆アーペルの特別展

9/26(金) 14:27配信

東京都庭園美術館「永遠なる瞬間　ヴァンクリーフ&アーペル —— ハイジュエリーが語るアール・デコ」会場

ハイジュエリーメゾン、ヴァンクリーフ＆アーペルの作品世界を紹介する大規模な展覧会が、東京都庭園美術館で開催される。

ヴァンクリーフ＆アーペルは、1895年にアルフレッド・ヴァンクリーフとエステル・アーペルの結婚をきっかけに創立され、1906年にはパリのヴァンドーム広場にブティックをオープン。

詩情あふれるデザインと革新的な技巧で高い評価を確立し、1925年の「現代装飾美術・産業美術国際博覧会（アール・デコ博覧会）」では宝飾部門でグランプリを受賞した。

展覧会は同博覧会が開催されてから100周年を記念するもので、グランプリを受賞した《絡み合う花々、赤と白のローズブレスレット》（1924年）をはじめ、バラやスズランといった自然のモチーフを幾何学的に様式化した作品、またダイヤモンドやプラチナを駆使して立体感と多様な素材を追求したジュエリーなどが出品される。

展示は約250点のジュエリー、時計、工芸品と、アーカイブ資料約60点で構成。

会場である東京都庭園美術館（旧朝香宮邸）の建築自体もアール・デコの粋を示すものであり、会場そのものが展示と響き合う点も特徴といえる。

「永遠なる瞬間　ヴァンクリーフ&アーペル —— ハイジュエリーが語るアール・デコ」は、東京都庭園美術館で2025年9月27日（土）～2026年1月18日（日）に開催。観覧料は一般1,400円など。日時指定予約制。