パラ陸上競技男子・鈴木朋樹選手が語る「下り坂は体感速度80キロ!ブレーキをしなかった者だけが勝てる!」
5月16日(木)、隔週木曜日は、パンサー・向井慧と横澤夏子でお届け!
9時台の『ふらっとおいでよ!』は、『KOBE2024 世界パラ陸上競技選手権大会』にも出場する パラ陸上競技の男子1500メートル車いすクラス、トヨタ自動車所属・鈴木朋樹選手をゲストにお迎えしました!そして、『恋のグロリアス』では、喜入アナウンサーにも参加していただきました!
下り坂は体感速度80キロ!?ブレーキをしなかった者だけが勝てる!
喜入:車いすマラソン、時間でいうとどれくらい走るんですか?
鈴木:1時間半ぐらい…まあ一番早くで1時間20分くらいで走ってます。
喜入:ずっと下りじゃないですんね。
鈴木:上り坂もありますし平坦なところもありますし、基本的に平均速度30キロ以上で走って。
向井:へえ~!下り坂だったら逆にスピード出過ぎちゃうことってあるんですか。
鈴木:もちろん。ボストンマラソンでは、自分は体感したことないんですけど下り坂で80キロぐらいですね。
喜入:え!?
横澤:高速じゃん!
向井:それってどうするんですか!?ブレーキングはかけないってことですか?
鈴木:前輪に一応ブレーキはついてるんですけど荷重はかかってないのでほぼブレーキがついてないものと同じと考えてもらっていいです。
横澤:怖い…!
向井:コースによってどんなところを走るのかは事前に見とくものなんですか?
鈴木:コース下見をしたりとかするんですけど、やはり全体的にブレーキングとかをかけてしまうと集団から完全に置いてかれてしまうんですよ。ブレーキをしなかった者だけが勝てる…。
向井:は~…(笑)。
横澤:すごい競技(笑)!
喜入:ちょっとチキンレースみたいな(笑)。
向井:そうですよね(笑)。そこは度胸、あとは体幹みたいなこともあるでしょうけど…。
競技マシン、今のところ軽いが正解なのかは分からない。
喜入:競技のマシンは3輪で前にちょっと小さ目のタイヤが付いてますが、鈴木さんのマシンの特徴ってどんなとこですか?
鈴木:マシンに関していうと、やはり座座る幅とか座ってる高さの位置とかも全てこだわってますね。基本的に今はトヨタ自動車の協力で全てカーボンで作っているので全く同じものが出来上がるんですよね。
向井:へえ!
鈴木:同じ型にカーボンを貼っていくので。そのまま同じものができてきて、スポンジで位置を調整したりとか、もちろんカーボンの型をガラッと変えることもありますしそういったところでこだわってます。
向井:マシンはやっぱり軽量した方がいいんですか?
鈴木:正直、自分はそこにいき着いてないんです。まだ結果がわかってないというか。今は軽くしていく方向にどんどん進めていってるんですけど、これが正解なのかどうかっていうのがまだ自分でも…。
向井:まだわからないんだ!
喜入:野球のバットみたいにいろんなのを試し打ちするみたいにそんなすぐはできないっていう。
鈴木:そうですね。でもカーボンだと貼り方次第で重くすることもできるし軽くしていくこともできるんですよね。でも軽くしていくことってすごく難しいので…板厚を薄くしていく作業って。なので難しいところに挑戦してる感じですね。
向井:身体とマシン両方が最高の状態じゃないと最高の結果には届かないという。
横澤:いや~大変だ。
鈴木朋樹選手、見られていないほうが力が発揮できるタイプ!?
喜入:無観客だと盛り上がりというのは…東京オリンピックでは地元での開催でしたけど、パリに向けてはどうですか?
鈴木:もちろん東京で皆さんに見てもらえなかったっていうのはあるんですけれども、初出場のパラリンピックで…あれもあれですごくいい経験ができたなと思ってます。だからこそパリのパラリンピックでは観客がたくさん入ってる中でマラソンのレースもたくさんの人に見てもらいたいと思ってますし、トラック競技もめちゃくちゃ応援してもらいたいです。
向井:人によっては、人に見られてる方が力を発揮するタイプと、逆にちょっと緊張しちゃってってタイプもいますけど、ご自分ではどっちだと思われますか。
鈴木:できれば見られたくないタイプ…(笑)。
一同:(笑)。
喜入:そうなんだ(笑)。
向井:東京オリンピックの無観客が合ってたかもしれない(笑)。
鈴木:はい(笑)。
向井:いや~でも楽しみですよね。注目されるって嬉しいことでもありますもんね。
鈴木:もちろんです。ありがたいです。
横澤:みんなが応援してるっていうことですもんね。
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そして、後半の企画は、恋愛相談企画『恋のグロリアス』。
「恋愛って楽しいですか?」というリスナーからの相談に、新婚の喜入アナと好きな人が出来た宣言の向井さんがアツク語ります。
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恋愛も結婚も仕事も、大変そうだなと思ってしなかったら一生しない
横澤:最近「好きな人ができました」って発表された向井さんにお尋ねしたいんですけど、恋愛は楽しいのか?
向井:リスナーのコが言ってる「恋愛がめんどくさそう」っていうのが、俺は結婚がそれに近いと言うか。…もちろん幸せそうだなっていう面プラスやっぱり大変は大変だなっていう感じ。
横澤:はいはい。
向井:俺が結婚に抱くイメージとこのリスナーの子が彼女っていうものに抱いているイメージが非常に近いんですけど…。
横澤:本当に一言ですよね、してみなきゃわからないじゃんていうね。
向井:だから、大変そうだなと思ってしなかったら多分俺も一生しないと思うんですよ。それは何事にも通ずるというか、仕事もそう。この仕事やるのって大変そうだなと思ってやらないんだったらやってないと思うんですけど、いい面悪い面全部合わせて今やってるみたいなとこあるから。これは何事も…結局大変そうだなと思ってやらないんだったら多分一生それだと思うというか。
横澤:お友達が「なんか彼女と喧嘩して」とかって言うけど、全部それもノロケなのよ。
向井:大変な話とかね(笑)。
横澤:「もうめっちゃうるさいんだよ、彼女がさ」とか言ってたとしてもどうせそれも一つの幸せをね。
喜入:言い合える幸せね。
向井:本当にしたくないんだったら別に無理やり彼女作る活動しなくていいし、でもちょといいなって、彼女ほしいなって思うんだったら動いてみるは動いてみた方がいいですよね。
横澤:そうですね。
向井:本当に思うけど、動けるときに動かないと、とりあえず今いいやとかって思ってて40歳近くなったときに動こうと思っても、もう動く手だてがないっていう感じがあるわけですよ。
横澤:やっぱり腰が重くなっちゃうんですよね、年々ね。
向井:そろそろちょっとしてみようかなと思ったときに、もう自分がそれをできるところにいないっていう怖さ。
横澤:リスナーさんは22歳の学生ですから。学校なんてわんさか出会いがある。
向井:全然できます!ないぞ~出会い、30歳後半とかになったらないぞ、出会いが!っていう(笑)。
横澤・喜入:(笑)。
喜入:今、環境的に恵まれてるということをね。
向井:気付かないじゃないですか。もちろん自分も22歳のときにそんなこと思ったことないし。何言ってんだよ、いくつになっても別に出会いなんかあるっしょって思ってたけど…いやいや…という(笑)。
横澤:お先真っ暗みたいな話しないで(笑)。今は恋愛楽しんでみてもいいんじゃないでしょうか?というね。
向井:喜入さんみたいなパターンもあるし。
横澤:そうだ!
喜入アナ、友達だった子が恋愛モードになったのはどうして?
向井:22歳のときに、例えば友達だった子が、いくつか歳を重ねたときに恋愛になる可能性もあるからね?
喜入:ある。
横澤:も~なんで恋愛モードになったのかだけ聞きたい!
向井:その瞬間だけ!一個教えてほしい!
横澤:その瞬間だけ!気になってしょうがない!だってずっと友達だったんですよ?そこから恋愛に踏み込むって一番難しい問題じゃないですか。
喜入:えー…なんだろうな…。
向井:明確な、コレ!っていうのがあるかわかんないけど…。
横澤:なんで顔が赤いの!ねえ、喜入さん(笑)!
喜入:いや…でも、実は好きだったのかもしれない…。
向井・横澤:ぎゃ~~~~~~~~!
向井:ちょっと、もう…いい加減にしてよ(笑)。
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いい加減にしてよな話も含め、とても盛り上がりました。次回の放送もお楽しみに。