闘病中でも「絵は楽しい」 鎌倉・道工房 加田龍紀さんが個展 10月8日まで
知的や精神の障害がある人らが創作に励む道工房(小町)。所属アーティストの1人、加田龍紀さんの個展が9月26日から道ギャラリー(雪ノ下1の9の24小池ビル1階)で始まった。
2003年に統合失調症と診断されてから闘病を続ける加田さん。10年前から道工房に通い、愛犬「ギルビー」「ムク」、猫の「YUI」を中心に描いてきた。通所当初は1人で電車に乗ることもできなかったが、アート作品や筆文字作品で受賞を経験するなど、少しずつ自信もついた。今では週3〜4日通所し、「絵を描いている時は楽しい」と話す。
会期は10月8日(火)まで。水曜休廊。平日正午から午後4時まで(土日祝は午前11時から)。入場無料。道工房では作品やグッズの販売も行っている。(問)道工房【電話】0467・23・8772