青山保健センターを民間利活用 公募型プロポ実施へ 伊賀市
三重県伊賀市は5月23日、青山保健センター(同市阿保)の利活用について、健康増進施設として存続させることを条件に土地と建物は無償貸与で公募型プロポーザルを実施する方針を明らかにした。
市が同日開かれた市議会議員全員協議会で説明した。公募型プロポーザルでは、提案の中に運営継続を求める請願が採択された歩行者用温水プールの利活用がある場合は加点したり、多目的室や調理実習室などは機能変更も可としたりする条件案が示された。
貸付条件については、全国のフィットネスクラブ運営会社や福祉関係事業者らを対象に昨年10月実施したサウンディング調査で、「土地建物の経費を抑えた場合のみ、一定の関心が得られた」との結果を報告した。無償にする理由は、施設が竣工から20年以上が経過し、設備の大半も耐用年数を超えるなど「大規模修繕は避けられない」との点も含め、検討したという。