【夏の終わりの豆腐食堂】塩豆腐/塩豆腐のカプレーゼ
この夏、冷ややっこは何度も食べたから……。そんなあなたにこそ、つくってほしい豆腐料理があるんです。食べ心地は軽いのに、豆腐の持ち味はしっかり。この時季にうれしいメニューをぜひ、お試しください。
やさしい塩けと弾力は、まるでフレッシュチーズのよう。
【レシピ】塩豆腐
1 ペーパータオル(不織布タイプ)を2枚重ねて置き、中央に半量の塩をふる。豆腐を斜めにしてのせ、残りの塩を上にふり、ペーパータオルでピッチリと包む。
2 ざるや網をのせたバットに1を包み終わりを下にして入れ、ラップをして冷蔵庫に一晩(8時間)おく。毎日ペーパータオルをかえて、3日間保存可能。
[全量170kcal 調理時間5分(冷蔵庫におく時間は除く)]
モッツァレラチーズの「代用」ではなく、塩豆腐だからこそつくりたくなる人、続出!
【活用レシピ】塩豆腐のカプレーゼ
1 塩豆腐は1cm厚さに切る。トマトはヘタを除き、7~8mm厚さの輪切りにする。
2 塩豆腐とトマトを交互に重ねて器に並べ、バジルを散らす。黒こしょう適量をふり、オリーブ油大さじ1をかける。
[1人分110kcal 調理時間5分]
【教えてくれた人】堤 人美(つつみ・ひとみ)
料理研究家。「たいがいの家には豆腐、お揚げさん、厚揚げが常備されているのでは」という京都府に生まれ、大豆製品に親しんで育つ。「好きな豆腐は、同郷ながら夫は木綿派、私は絹ごし派なんです」
撮影・野口健志
スタイリング・朴 玲愛
取材&文・奈良結子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2024年9月号より抜粋