京都の春ディナーに!エースホテル京都「KŌSA」が贈るサステナブルメニューを体験レポ
エースホテル京都のメインダイニング「KŌSA(コウサ)」が、2025年春の新メニューを発表し、本格的に再始動します。京都を拠点に関西の農家や生産者と直接提携し、旬の食材を余すことなく活かす「ファーム・トゥ・テーブル」スタイルを提案。自然の恵みを存分に堪能できる、特別なディナーが楽しめます。
2024年には「Noma Kyoto」のポップアップレストラン会場となり、一時休業していた「KŌSA」。今回、春の新メニュー発表に合わせて営業を再開しました。anna編集部は試食会に参加し、ひと足先にその魅力を体験してきました。
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京都発のファーム・トゥ・テーブル・ダイニング春の訪れを感じられるディナーメニュー開放的で贅沢な空間も堪能したい
京都発のファーム・トゥ・テーブル・ダイニング
「KŌSA」は、アメリカ・ロサンゼルス出身のシェフ、ケイティ・コール氏が監修するファーム・トゥ・テーブル・ダイニング。直訳すると「農家からテーブルへ」。この言葉の通り「KŌSA」で提供する食材は京都を中心に、関西地域の生産者から直接仕入れています。
「樋口農園」から届いた新鮮な野菜たち
今回の春メニューでは、京都北部・鷹峯で400年以上続く「樋口農園」の京野菜をふんだんに使用。代々受け継がれてきた伝統野菜は味が濃く、力強い風味が特徴です。そんな、素材の味わいを存分に楽しめる料理の数々は、自然と目じりが下がるほどのおいしさでした。
春の訪れを感じられるディナーメニュー
3月1日(土)から提供がスタートした「KŌSA Spring Dinner 2025」12,000円(サ・税込)は、前菜からデザートまで全8品。試食会では、6品を特別に楽しませていただきました。
1st Dish:燻製豆乳、ラディッシュ、うすいエンドウ豆
燻製の香りがふんわりと広がる、雲をイメージした盛り付けも美しい前菜。
2nd Dish:菜の花、フレッシュリコッタ、アンチョビパン粉、レモンの皮
香ばしくグリルした菜の花に、自家製リコッタチーズが濃厚な味わい。
3rd Dish:ブリ、キンカンのアグロドルチェ、新玉ねぎのピューレ、松の実、ケッパー
甘味、苦味、酸味など、それぞれの素材の味わいが見事に調和する一皿です。
4th Dish:にんじんスープ、マドラススパイス、にんじんの葉のピストー
鮮やかな色どりと、スパイシーな香りが楽しめる絶品スープです。九条ネギのフォカッチャに付けて食べてもおいしいですよ。
5th Dish:黒毛和牛、2種のアスパラガスのリゾット、わさび菜
黒米、赤米、緑米などの古代米をブレンドした、カラフルな色合いが虹色のように見えることからその名が付いた「レインボーライス」の上に、ほどよくサシが入った黒毛和牛をのせた贅沢なリゾットです。
6th Dish:オリーブオイルの柑橘ケーキ、イチゴ、バニラカスタード
バターの代わりにオリーブオイルを使用した軽やかな味わいのケーキ。
本来のディナーメニューは、紹介した6品に魚料理「スズキ、海藻のブールブラン、ジャガイモ、インゲン、ほうれん草、ローストトマト」とデザート「チョコレートと黒ゴマのクランチ」を加えた8品で提供されます。また、ワインや日本酒などのアルコールはもちろん、ノンアルコールのドリンクメニューも充実。食事と一緒に合わせて楽しんで。
開放的で贅沢な空間も堪能したい
3月上旬からスタートするディナーメニューに先駆けて、5,000円(サービス料・税込)から楽しめるランチメニュー「KŌSA Spring Lunch 2025」の提供がスタートしているので、そちらもおすすめです。
\from Writer/
「KŌSA」という店名には、植物の名前と、“交差(コウサ)や人と人が“交差(コウサ)”する賑わいと交流のある空間というという意味が込められています。その意味のように、京都らしい伝統とモダンが融合する洗練された空間が、特別な時間を演出してくれます。生産者とのつながりを大切にする、ケイティ氏の料理への情熱に触れられるメニューの数々に、感動をおさえられませんでした。ハレの日の特別なディナーに、ぜひ訪れてみてください。
エースホテル京都「KŌSA(コウサ)」
住所:京都府京都市中京区車屋町245-2 (エースホテル京都3F)
電話:075-229-9005
営業時間:【ディナー】17:30〜22:00(LO 21:30, コースLO 21:00)
料金:【ディナー】12,000円(サービス料・税込)
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
写真/内山真紀、エースホテル京都 文/内山真紀