くノ一本拠地で2勝目 後半初戦の対S日体大 なでしこ1部
女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は6月9日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場で日体大SMG横浜と対戦し、リーグ後半初戦を2‐1で競り勝った。順位は12チーム中7位で、前節から1つ上げた。
後半からピッチに立ったFW正野瑠菜が先制と勝ち越しの両得点を奪った。いずれもセットプレーが起点で、ゴール前での勝負強さを発揮。本拠地2勝目の立役者になった。
先制点は0‐0で迎えた後半6分、ニアサイドのFW西川明花が折り返すと、背後にいた正野が競り合いを制して頭でネットを揺らした。くノ一は同34分に追いつかれたが、5分後に得たコーナーキックで、正野が相手クリアミスを見逃さず、素早い動き出しから右足でゴールに流し込んだ。
試合後、正野はインタビューで「勝ててよかった。チームメートがチャンスを作ってくれ、いいところに球がこぼれてきた」と話し、北村隆二監督は取材に「連勝できたし、ホームで勝ち切れた。選手にはいい守備から入ろうと伝え、陣形を崩さずにプレスを仕掛ける駆け引きを意識させた」と答えた。
16日の次節は松山市の愛媛県総合運動公園球技場で愛媛FCレディースと対戦する。