Yahoo! JAPAN

市川のおすすめランチ&ディナー8店。ラーメンにエスニック、市川野菜まで新しい発見がたくさん!

さんたつ

Garten Cafe ぶ楽り01

大型商業施設や高層マンションが立ち並び、にぎわいを見せている市川駅。駅から少し離れると個性的なカフェや定食屋にも出合えて、散策すればするほど楽しい街だ。そして忘れてはいけないのが、市川野菜。実は農業が盛んな市川では、地元で育った野菜をふんだんに使った地産地消が楽しめる。地元の新鮮な食材を存分に味わえるグルメたちをご紹介。

トラットリア・アルポンテ 道の駅「いちかわ」

じんわり染みわたる、煮干しの風味『ラーメン 一兎』

あっさり煮干し800円がたまらない!

「以前はいろんな材料を足していたけど、逆に煮干し一本だけにしたら香りがはっきりと立ったの」と笑うのは、店主の深澤佳之さん。いつでも手に入る食材で、毎日同じ味が出せるようにと、仕入れにスーパーも多用する。えぐみが出ぬよう丁寧にとった煮干しの出汁に、醤油と鶏油を合わせたスープはすっきり奥深い香味。麺とともにすすると、煮干しと醤油、小麦の香りが一体となり、ふわりと鼻腔(びこう)を抜ける。麺は市川で50年以上の歴史をもつ『早川製麺所』から仕入れる。深澤さんは、「昔懐かしい中華麺のテイストがお気に入り」と笑う。

2011年の開業以前はデザイナーをやっていた深澤さん。ラーメンは独学で完成させた。

『ラーメン 一兎』店舗詳細

ラーメン 一兎(いっと)
住所:千葉県市川市新田5-5-23 三村ビル1F/営業時間:11:30~14:15LO・18:00~21:30LO(木・日は11:30~14:15LO)/定休日:月/アクセス:京成電鉄本線市川真間駅から徒歩1分

鶏ガラのやさしい風味に包み込まれる『らー麺 N』

極(きわみ)N麺(塩)。自家製チャーシューやワンタンでボリュームたっぷり。

店主の長沼秀聡(ひでとし)さんは、元サラリーマン。「目の前でお客さんが喜んでいる顔を見たい!」と、一念発起し、ラーメン店で修業後、2015年に開業した。6時間炊いた鶏ガラの出汁に、特製の塩ダレと合わせたスープを一口すすると、やわらかな口当たりにほっこり。最後の残り香まで鶏のやさしさに満ちあふれ、思わず頬が緩む。食感のよい麺との絡みもよく、スープと見事に調和。一気に平らげてしまう。麺は1949年創業の『菅野製麺所』から仕入れている。細麺と中太麺の間くらいの太さで、歯ごたえがよく、癖になる。ワンタンはツルンとした薄皮いっぱいに、まるまると大きな肉団子が包まれている。口中に入れると肉汁じゅわり。やけどにはご注意を。

長沼さん。修業先は湯島の人気店『大喜』。

『らー麺 N』店舗詳細

らー麺 N(エヌ)
住所:千葉県市川市新田3-18-9/営業時間:11:30~14:30・18:00~21:30LO/定休日:水/アクセス:JR総武線市川駅から徒歩14分

『禪』心もほっこり。やさしい味のベジボタスープの塩ラーメン

コクがあるけどクドくない、塩らぁめん990円。

市川駅から徒歩10分の場所に位置するラーメン店『禪(ひらめき)』は、明るく懐かしい雰囲気が漂う店。メニューはシンプルでらぁめん、つけめんに、それぞれしょうゆ・塩・みそのラインアップである。

おすすめは塩らぁめん。ランチセットではチャーシューごはんや豚ごはんを同時に提供している。スープはベジポタ系スープで、玉ねぎエキスが甘みを作り出している。また、塩、化学調味料を少量に抑えることで、ベジポタ本来の旨味を引き立たせ、豚骨ベースのスープにまろやかさと甘さを再現している。麺は『浅草開花楼』の中太麺を使用。これがベジポタスープとの相性が良い。冷めない内にチャーシューごはんをいただくと、豚バラチャーシューの切り落としがホロホロととろけ、味のしみ込んだ米との相性が抜群である。途中、豆板醤を入れて味の変化を楽しんでみては。

大きな『禪』ののれんと、店主の長尾さん。

『禪』店舗詳細

禪(ヒラメキ)
住所:千葉県市川市市川南3-13-2/営業時間:11:30~14:00・18:30~21:30(土・日は11:30~15:00LO・18:30~21:30)/定休日:月・火・祝/アクセス:JR総武線市川駅から徒歩10分

『アジアンキッチン Enak Enak』ここでしか味わえない日本人の舌にマッチしたエスニック料理

大きな海老が3尾も。大海老のグリーンカレー1397円。

市川駅からすぐのタワーマンション1階にある『アジアンキッチン Enak Enak(エナエナ)』。シェフでオーナーの大橋孝章さんと、ホール担当である妻の紗瑛子さんが切り盛りする。エナエナが提供するエスニック料理では、“辛さ”よりも“風味”を大切にしており、「エスニック料理の本場より食べやすい」と足しげく通うファンも。

はじめはマレーシア出身のシェフ・リンさんとともにオープンさせ、日本人の舌に合ったエスニック料理を追求。その中でも大海老のグリーンカレー1397円は、リンさんが昔から大切にしてきたオリジナルレシピ! マレーシアの味を確実に受け継ぎながらも、日本人の舌を唸らせるお店だ。

テーブルには、ニンニク入りチリソース、タイビネガー、ナンプラーなどの調味料も豊富。さらに自分好みだと思う味を見つけてみるのも楽しそう。

オーナーの大橋さん(右)と妻・紗瑛子さん(左)。

店舗詳細『アジアンキッチン Enak Enak』

アジアンキッチン Enak Enak(アジアンキッチン エナエナ)
住所:千葉県市川市市川南1-10-1 ザタワーズウエスト1F/営業時間:11:30~14:00LO・17:00~21:00LO(土は11:30~15:00LO・17:00~21:00LO・日・祝は11:30~15:00LO・17:00~20:00LO)/定休日:月/アクセス:JR総武線市川駅より徒歩1分

『ら~麺あけどや』濃厚まろやかな味噌ラーメンは女性にも人気!

チャーシュー3枚がのった、あけどや味噌ら〜麺1100円。

『ら〜麺あけどや』は市川駅から徒歩2分ほど。平日休日問わず、開店前から行列ができる人気店だ。

一番人気は、あけどや味噌ら〜麺1100円。5種の味噌に、野菜や果物をブレンドした味噌ダレ、隠し味にマスカルポーネを使ったスープは濃厚でコクがある味わいだ。『麺屋棣鄂(めんやていがく)』製の中太ちぢれ麺は、スープがしっかり絡んで食べ応えがある。トッピングには、海苔、味玉、炒め野菜、ネギ、コーン、チャーシューとボリュームたっぷり。チャーシューは、ホロホロと柔らかく、炙りの香ばしさが加わり絶品だ。風味豊かな胡麻味噌麺850円は、見た目も美しく女性にも人気。

研究熱心な店主が、曜日限定、期間限定麺と新メニューを次々に開発し、常連客の心を掴んで離さないラーメン店だ。

2歳の娘さんがつけたという店名『ら〜麺あけどや』。

『ら〜麺あけどや』店舗詳細

ら〜麺あけどや(ラーメンアケドヤ)
住所:千葉県市川市市川南1-2-22/営業時間:11:30~14:50LO・18:00~21:30LO(土・日・祝は11:30~14:40LO・18:00~21:00LO)/定休日:月/アクセス:JR総武線市川駅から徒歩2分

ワインを愉しむ大人のビストロ『La marge』

ダルマイカと穴子のレタスルーロ ガスパチョソース(季節限定メニュー)1620円×微発泡白。

ラフな空気感は、店主の石郷岡勝(いしごうおかまさる)さん、ルミさん夫妻が醸し出す“抜け感”のせい。「うちはハレの日に似合わない」と謙遜するも、おまかせコース5280円~を予約した人が「おめでとう!」と乾杯する光景が日常だ。季節を感じる各地の産直食材を使い、繊細さと大胆さが同居する皿は、スパイスやハーブがふわっ。ワインは二人が惚れ込むナチュール(自然派)中心に、小さな醸造所の個性的なものを揃えている。例えば、イカとアナゴの前菜には、口触り柔らかな微発泡白を。「ボトルなら開栓から変化する風味を愉しめます」と、ルミさん。料理と好みに合う1本を選び、食べて飲んでを繰り返すうち、果てしなく晴れやかに。

岩手産白金豚の煮込み2530円。
ワインを愉しむお肉屋さんの盛合せ2090円× 軽い赤。ワインはグラス880円~、ボトルは200種以上から選べる。

『La marge』店舗詳細

La marge(ラ マルジュ)
住所:千葉県市川市市川南1-6-21/営業時間:18:00~23:00(土・日は17:30~22:30)/定休日:火休/アクセス:JR総武線市川駅から徒歩2分

【ひと足延ばして……】

農家の14代目が始めた野菜カフェ『Garten Cafe ぶ楽り』[国府台]

いしい農園オリジナルピザSサイズ1030円。

市川に農家レストランがあると聞くと驚くかもしれない。場所は国分の閑静な住宅地。その屋号からも、おしゃれなログハウス造りの店舗からも、ここが農家レストランだとは誰も思うまい。実は、江戸時代から続く農家が経営しているのだ。14代当主の石井一平さんが露地栽培した野菜や、ビニールハウスで育てた完熟トマトを使った料理を食べさせてくれる。シェフは奥様の久美子さん。「野菜がたくさん採れると、ついうれしくて多めに盛ってしまうんです(笑)」。ミニトマトや旬の野菜を盛り付けた、サラダ感覚のピザを考案したのも久美子シェフ。トマトジュースは絶品。完熟トマトを1時間煮詰めたことでトマトの濃厚な旨味を堪能できる。

グリルした野菜や サラダが盛られた皿が付くいしい 農園カレー1200円、一平トマトのトマトジュース700円(季節限定)。

『Garten Cafe ぶ楽り』店舗詳細

Garten Cafe ぶ楽り(ガルテン カフェ ぶらり)
住所:千葉県市川市国分4-3-23/営業時間:11:00~17:00/定休日:火・水/アクセス:京成本線国府台駅から京成バス「国府台病院経由北国分駅」行きなど10分の「じゅん菜池」下車3分。

旬の市川野菜のイタリアン『トラットリア・アルポンテ 道の駅「いちかわ」』[北国分]

ランチ2160円(市川野菜のスープ、生ハム、パスタなど)。

2018年市川市内に、日本橋浜町の名店『リストランテアルポンテ』の姉妹店が開業した。国道298号沿いに立つ道の駅「いちかわ」に併設する『トラットリア・アルポンテ』である。2019年5月、松島正さんがシェフに就任。松島さんは本店で副料理長を務めた後イタリアに渡り、帰国後、各地のレストランでシェフを歴任してきた。いしい農園の石井一平さんなど、これからの市川の農業を支える若手農家チームの「いちかわファーム」が丁寧に育てた野菜やハーブと、イタリア産チーズや、切りたてのパルマ産生ハムなどを組み合わせた、滋味あふれる本格的なイタリア料理を廉価で提供している。市川ならではのイタリア料理を、イタリアワインと一緒に舌で鑑賞させてもらおう。

ケールを練り込んだタリアテッレのミートソース アルポンテ風1728円。
メカジキのグリルといちかわファームの野菜1944円。

『トラットリア・アルポンテ 道の駅「いちかわ」』店舗詳細

トラットリア・アルポンテ 道の駅「いちかわ」
住所:千葉県市川市国分6-10-1/営業時間:11:00~14:00LO・17:30~20:00LO(飲み物は20:30LO)/定休日:無/アクセス:北総鉄道北国分駅から京成バス「国分経由市川駅」行きなど10分の「道の駅いちかわ」下車1分

構成=ASTER  取材・文=佐藤さゆり・松井一恵(teamまめ)、中島茂信、aki・濱田美枝・村松 輝人 撮影=オカダタカオ、山出高士、aki・濱田美枝・村松 輝人

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 能登半島地震で避難のイルカ、のとじま臨海公園水族館へ帰還

    あとなびマガジン
  2. サラブレッドはどこへ行くのか?「引退馬」から見る日本競馬

    NHK出版デジタルマガジン
  3. マーベル&スター・ウォーズグッズを先行販売 東京コミコン2024 ストアの商品発表

    あとなびマガジン
  4. 【動画】早稲田大学・高坂実優さん、透け感のある水色ワンピースで自己PR!「将来を豊かにするエンジンのような存在に」<第57回ミス日本コンテスト2025>

    WWSチャンネル
  5. 関西初出店!マリンピア神戸に本場ナポリピッツァを楽しめるレストラン誕生

    PrettyOnline
  6. 超ときめき♡宣伝部『ときめきルールブック』インタビュー――恋と⻘春が詰まった取扱いルールブック♡

    encore
  7. 井桁弘恵、「大切な一瞬一瞬を、ありのまま撮っていただけたと思います」2nd写真集発売決定!

    Pop’n’Roll
  8. Hey!Mommy![ライブレポート]大舞台・豊洲PITに向けて、熱い想いを多彩なパフォーマンスに乗せて届けた3周年記念ライブ「みなさんについていきたいと思ってもらえるように頑張っていきます」

    Pop’n’Roll
  9. 2024年初冬の悩みを解決!40代向き「太って見えないアウター」5選

    4yuuu
  10. 【紀ノ国屋】毎日使いたいフンワリ手触り!新作「キルティングトート」登場したよ〜!

    ウレぴあ総研