高津区保護司会 「薬物の怖さ知って」 橘小学校で啓発授業
子どもたちに薬物乱用の危険性を伝え広げるため、高津区保護司会は橘小学校で1月22日に薬物乱用防止教室を行った。保護司は犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支えるボランティアで、同会では長年、啓発活動として区内小学校で年4、5回の同教室を行っている。
今回の橘小学校では6学年計100人以上が入れ替え制で教室に参加。同会OBで20年以上活動を続ける藤原忠興さんと同会所属の4人が映像やチラシを用いながら、薬物の心身の影響などについて説明。薬物の名前を変えたり、うそをついて勧めてくる人がいるなど、身近なところにも危険が潜んでいることに触れ、「甘い言葉に騙されないこと。一番初めの1回の繋がりを作らず、断ることが重要」とメンバーらが児童たちに語った。
児童は真剣な様子で耳を傾け、参加した児童の一人は「薬物にはこういう危険があるんだと分かった」と話していた。藤原さんは「オーバードーズも流行っているので、子どもの頃からそうした薬物の危険性を認知してもらいたい」と話していた。