【三山ひろしのさんさん歩】須崎に移転オープン!“ものづくり愛”で築いたDIY空間が広がる木工房・ショップ「Olika」
高知市から須崎市に移転オープンしたものづくりのお店!木工房・ショップ「Olika」
今回は高知県須崎市をお散歩する三山さんと川辺アナ。
この日二人が訪れたのは、高知市から西へ車で40分ほどの場所に最近オープンしたお店「Olika」。
三山さんの大好きなものづくりが体験できるお店ということで、気合十分!
「Olika」は、今年須崎市にオープンしたお店。
以前は高知市にお店を構えていたが、8月に須崎市へと拠点を移した。
店主を務めるのは、濵﨑彩智さん。三山さんと同じく、ものづくりが大好きな方だ!
土佐市出身で、高知工業高校でインテリアを学び、京都伝統工芸大学校では伝統工芸について学んだ。そののち、なぜか南の島で住みたいと思い、沖縄県に移住。
学生時代の経験やスキルを活かし、内装業や家具作りの会社に勤めた。
「やっぱり私にはものづくりしかない!」と思った濵﨑さんは、再び高知へ戻り一念発起!
2021年にインテリアパーツなどを扱う「Olika」をオープンさせた。
「Olika」の店内には、これまでのものづくり経験を生かした木工細工がたくさん並ぶ。
シンプルで洗練されたデザインに、可愛らしさが加わっているのが特徴だ。
これまでの経験を生かしたこだわりのお店作り!
ものづくりが大好きな濵﨑さんがこだわるのは商品だけではない。
お店作りにも力を注いでいて、内装や窓、ドアなどの建具、そして壁の漆喰や腰壁までお店のほとんどを自分で作り上げたそうだ。
商品を飾る棚なども自分好みにリメイクしている。
「自分の店は自分で」
ものづくりにかける熱い情熱を、身の回りのすべてのものに注いでいる。
そんなDIYで作り上げた素敵なお店では、木工細工だけではなく、DIY用のインテリアパーツも取り扱っている。
DIYやホームセンターが大好きな三山さんにとっては、まるでここはテーマパーク。
さまざまな商品に興味津々だ。個性的なアイテムなどが並び、とても興味を引く。
三山さんが気になったのは、このインテリアパーツ。不思議な形をしているため、何に使用されるのか考え込んでいた…
正解は、ポールなどに挟んで使用するフック。
斬新なデザインで実用性に優れたインテリアパーツに三山さんは魅了されっぱなし!
探せばまだまだ面白い商品が出てきそうだが、帰れなくなるのでここらへんで一時中断しておこう。
併設された工房で作る!オリジナルお箸作り
「Olika」では、商品を扱うお部屋のすぐ隣に工房を併設している。
工房には、お部屋などで使える装飾アイテムを手作り体験できるスペースが広がっていた。
参加者の多くは女性や子どもたちが多いため、工房内には初心者でもものづくりを気軽に行える「あるもの」が。
工房内にあるアイテムが気になる三山さんと川辺アナ。この道具は一体・・・
角材を斜めにノコギリで切るために使用されるガイドとなる道具。
ノコギリでまっすぐに木材を切り落とすのは初心者には至難の業…ということで、濵﨑さんが考えた作業を補助する道具だ。
「誰にでも作る喜び」を感じてほしいと考える濵﨑さんは、なるべくものづくりのハードルが上がらないよう意識して体験教室を開いている。
ここにも濵﨑さんの考えた道具が!
カンナで木材を削る技術を磨き上げるには、最低でも10年以上必要だと言われているが、濵﨑さんが作った特別な台座を使えば簡単にカンナ削りが可能になっている。
三山さんはこの台座で一体何が作れるのか考えている。
三山さん:まさか、お箸とかじゃないですよね?
濵﨑さん:正解はお箸です。笑
察しがいい三山さん、まさかの正解!
台座に傾斜がついている点と、薄い板を削るという点でお箸作りに使えるのではないかと推測していた。
見事正解したところで、本題に!このカンナを使用して、二人もお箸作りに挑戦する。
DIYが得意な三山さんは、台座を使ってカンナ削りするだけでは物足りないだろうという濵﨑さんの配慮(無茶振り)で、カービングナイフを使用して、お箸の削り出しに挑戦する。
もちろん、腕に自信がない川辺アナは、先ほどの台座付きカンナを使用して、いざお箸作りに挑戦!
慣れた手つきで木を削る三山さん。濵﨑さんが見たことのないような削り方でお箸を作っていく。
カービングナイフは固定し、木の方を動かして細かく削っている。
これは、三山さんが竹とんぼを作る際に使う削り方なのだそう。
川辺アナは先ほどの台座を使用してカンナで削る。素人が使用すると、絶対にうまく削れないカンナだが、台座を使用すればあっという間にお箸の形に!
できあがった二人のお箸はこちら。
三山さんのお箸は角をしっかり取って、丸く優しい仕上がりに。そして川辺アナは、カンナで正確に削って綺麗な面に仕上げた。
二人で作ったお箸を一膳のセットにして、大豆をつかんでみる。安定感が素晴らしいつかみ心地!
川辺アナ:あ〜安定感が!まるで私たちみたいですね!!
三山さん:絶対言うと思った。笑
お箸作りを通して、改めてものづくりの楽しさを体感した三山さんと川辺アナ。
初心者でも簡単に挑戦できる工夫が凝らされた体験教室と、こだわりの可愛い商品たちに感動しっぱなしの一日であった。
今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。
Olika
住所:須崎市浦ノ内灰方6-17
定休日:不定休
情報提供/高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや