【アプリでタクシー配車】Uber Japanが新潟県で初めてUber Taxiサービスを開始、訪日外国人獲得へ地域のアクセス向上にひと役
Uber Japan株式会社は、スマートフォンアプリ「Uber」でタクシーが呼べる「Uber Taxi」のサービスを、2025年6月23日から新潟市で開始した。新潟県内で「Uber Taxi」が利用できるようになるのは今回が初めてで、これにより「Uber Taxi」が利用可能なエリアは全国28都道府県に拡大した。
今回の展開は、2025年2月にUber Japanが株式会社電脳交通(以下、電脳交通)と締結した戦略的パートナーシップの成果のひとつでもある。
電脳交通のクラウド型タクシー配車システム「DS」と「Uber」アプリが連携することで、電脳交通と契約するタクシー事業者は、Uber Japanと個別に契約を結ばなくとも、「Uber」アプリを通じた配車リクエストを受けられるようになる。また、Uberアプリユーザーにとっては、Uberを利用できるエリアが拡大し、いつも利用している場所だけでなく、旅行先などでの移動も便利になる。
新潟に先駆け、6月17日には徳島県、香川県、愛媛県で「Uber Taxi」が利用可能になった。
新潟市では、運転手不足や地元利用者の減少に伴う路線バスの減便が進む一方、訪日外国人を含む観光客の増加に伴い、タクシー移動の需要が高まっている。電脳交通とのシステム連携を通じ、個別に契約を結んでいないタクシー事業者との連携を拡大することで、地域の交通アクセス向上にもつながる。
Uber Taxiの利用手順は、①Uberアプリを起動し、乗車地と目的地を入力②見積もり料金と推定到着時間を確認
③配車リクエスト後、近隣のタクシーとマッチング④アプリ上で推定到着時間・車両の現在地などを確認し、タクシーの到着を待機⑤到着したタクシーに乗車し、目的地で降車、という流れ。
クレジットカード等の支払い方法を事前にアプリに登録することで、目的地到着後はそのまま降車するだけで自動的に決済が完了する自動決済機能など、多様な先進機能も多く盛り込まれており、今後外国人交流人口が増えるであろう新潟市にとっては有用となるサービスと言える。
Uberは、ドライバーと乗客をオンデマンドでつなぐ配車プラットフォームを世界70カ国・1万都市以上で提供しており、約50言語に対応したアプリを通して世界中でシームレスな移動体験を提供している。
日本では、Uber Japan株式会社が国内約500社のタクシー会社と提携。また京都府京丹後市、石川県加賀市、長野県志賀高原エリア、大分県別府市において自治体とのパートナーシップによる自家用有償旅客運送(公共ライドシェア)を、2024年4月からはタクシー会社とのパートナーシップによる自家用車活用事業(日本版ライドシェア)のサービス提供をサポートしている。
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