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新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』開幕へ!公演アンバサダーの福尾誠「本当に癒された」〜ゲネプロ&初日前レポート〜

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新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』

2021年にニューヨーク市のシアターロウで世界初演された、新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』が2024年4月27日(土)から東京・日本橋三井ホール(COREDO室町1 5F)ほかで日本初演を迎える。A.A.ミルンの原作とクラシカルなディズニー長編アニメーションの流れを汲みつつ、大人気キャラクターのくまのプーさん、クリストファー・ロビンとその仲間たちが四季をめぐって風変わりな冒険をする新しいストーリー。開幕を前にした26日(金)、同劇場でゲネプロ(総通し舞台稽古)と初日前会見が行われた。

新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』 ©︎Disney 撮影/鈴木健太
新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』 ©︎Disney 撮影/鈴木健太

舞台は、くまのプーさんらが住む、自然豊かな100エーカーの森。お馴染みのくまのプーさんのほか、小さなブタのピグレット、お調子者のトラのティガー、のんびり屋さんのロバのイーヨー、カンガルーの親子であるカンガとルー、怒りっぽいウサギのラビット、物知りなフクロウのオウル、そして心やさしい少年のクリストファー・ロビンが登場する。

クリストファー・ロビン以外のキャラクターは、俳優がパペットを操りながら歌ったり、セリフを話したりするスタイルをとっている。俳優が悪目立ちするのではないか......と心配している人もいるかもしれないが、『はらぺこあおむし』や『パディントン』といった人気作品の舞台化で高い評価を得ているジョナサン・ロックフェラーの演出やプロダクションの総力がかけたパペット、俳優たちによる愛情と愛嬌たっぷりの演技によって、きちんとキャラクターが主役となっているのでご安心を。

秋から始まり、冬、春、夏と四季をめぐる構成で、劇場にいながら四季の移ろいを感じることができる。はちみつを探す冒険や“冬さん”を探す旅など、ほっこりしたストーリーラインだが、所々でプーさんが「人と違っているのはいいことだよ。そうでなければみんな同じ」「時間は待っていた方にとっては長く感じるんだ」などと名言を放つので、ハッとさせられることも。テーマソングである「Winnie the Pooh」のほか、長年にわたって『くまのプーさん』シリーズの音楽のほとんどを作曲してきたリチャードM.並びにロバートB.シャーマン兄弟によって書かれたオリジナル曲の多くが披露されるのも見どころだ。

新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』 ©︎Disney 撮影/鈴木健太
新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』 ©︎Disney 撮影/鈴木健太
新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』の脚本・演出を手掛けたジョナサン・ロックフェラー(左) ©︎Disney 撮影/五月女菜穂

初日前会見で、本作の脚本・演出を務めるジョナサン・ロックフェラーは「日本に来ることができて本当に嬉しく思っています。一番最初にくまのプーさんが作品になったのは、100年以上前のお話なんですね。でも、このように、彼が主役のミュージカルは今回が初めて。ここにいる皆さまが、この初来日、初演目、初プロダクションを観る最初のお客様となります。日本の皆さまに、この素晴らしいキャスト、素晴らしいスタッフをぜひ観ていただきたい」と挨拶。そして、「このプーさんのお話と登場するキャラクターは、友情のお話で、温かいお話ばかり。皆さまもこのショーを経験していただいて、ぜひ喜びを感じていただきたい」と語った。

新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』公演アンバサダーの福尾誠 ©︎Disney 撮影/五月女菜穂

公演アンバサダーの福尾誠は「プーさんと仲間たちに感謝を申し上げたいと思います。みんな、日本に来てくれてありがとう!そしてジョナサンさん、チームの皆さん、この素敵な作品を日本にお届けいただきありがとうございます」と述べた上で、「僕も大好きなディズニー。心を動かす力というものは改めて偉大だなと感じました。100エーカーの森を堪能させてもらって、とにかくみんな可愛くて、四季を感じることができて、慣れ親しんだ歌も一緒に楽しむことができて、本当に癒されました」などと感想を話す。

新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』でティガー並みの跳躍力を見せる、公演アンバサダーの福尾誠(右から2番目) ©︎Disney 撮影/五月女菜穂

会見中、キャラクターと一緒になって踊り、ティガー並の跳躍力とバク転を決めた福尾。観客に対しては「大人も子どもも誰もが楽しめる素敵な作品。100エーカーの森に遊びに来ていただき、この感動と喜びと癒しを体験していただけたら嬉しい」と呼びかけた。

新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』グッズ売り場の様子 ©︎Disney 撮影/五月女菜穂
新作ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』でVIB席(Very Important Bear Seat)のチケットを購入すると、最前列6列目までの前方の座席が確約されるほか、終演後にステージ上でプーと仲間たちとの記念撮影ができる。 ©︎Disney

上演時間は約60分(途中休憩なし)。なお、本作のVIB席(Very Important Bear Seat)は、最前6列目までの前方の席が確約され、終演後にはステージ上でプーと仲間たちとの記念撮影ができる。ぬいぐるみやポシェットなど、かわいい公演グッズも多数販売されていたり、フォトスポットが設けられていたり。作品とともに、こうしたアクティビティもあわせて楽もう。

取材・文・撮影(会見)=五月女菜穂

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