常滑港のウキダンゴ釣りでクロダイ5匹を手中【愛知】ゲストに40cmヒガンフグも登場
ようやく好天に恵まれた休日に愛知県常滑港へウキダンゴ釣りに出かけた。前情報どおり午後からが本番となり、クロダイ5匹に加えて珍客ヒガンフグ40cmも登場。読みどおりの展開に満足のいく釣行となった。
クロダイ狙いのウキダンゴ釣り
相変わらず休みは釣りどころではない最悪な天候が続いていた。釣行当日の4月中旬はうれしい天候になりそうなので、愛知県常滑市の常滑港へウキダンゴ釣りに行ってきた。
午前7時出発の遅めの釣行だが、午前中はイマイチ、釣れるのは午後からが多いと情報をもらっている。来てすぐ釣れるわけはなく、ステージ作りが大事なのでこの時間帯に釣行している。
常滑港の堤防に到着後、コマセ作りからスタート。マルキユーのウキダンゴXをベースに、濁りオカラとチヌスパイスを混ぜた後、中央に細引きさなぎ、アミエビ1kgを置く。
アミエビのエキスを吸わせたら再度満遍なく混ぜ合わせて完成だ。付けエサはマルキユーくわせオキアミ食い込みイエロー、食い渋りイエロー。
ヒガンフグ40cmキャッチ
空打ちダンゴを10個ポイントに打ち込んでステージ作りから始める。そしてタックル準備にタナ取り。満潮時間なのでかなり深く、8投して合わせることができた。
エサを付けて第1投。アタリもなくウキは流れていく。下げ潮だけに流れは速い。ダンゴの割れ方次第ではウキが浮いてこないので、握る回数を調整して着底後早めに割れるようにした。
昼食を取りながら時合いになりそうな午後に集中する。するとへの字辺りでサオが曲がった。クロダイかと見ていると残念ながらボラのようだ。
15分後、私のウキが沈んだ。本日初アタリだ。アワセを入れるとしっかりした反応がある。ボラの動きではない。本日第1号のクロダイは私かと思ったが、色が違う。浮かせる前に見えたのはどでかいヒガンフグ。ハリスが切れると思ったが、ジャスト40cmがタモに収まった。こんなデカイフグを釣ったのは初めてだ。
クロダイ3連続ヒット
気を取り直して投入。数分後、またアタリが出てウキが沈んだ。フグかと思ったが今度はパワーが違う。ボラかクロダイだが、走るのでボラだと強引にリールを巻いて浮かせると、なんと本命で驚いた。タモに収まったのは37cmのクロダイ。小型だが取りあえず一安心だ。
1匹釣れれば都市伝説がある。気合を入れて投入すると、何が起きたのか連続ヒット。釣れたのは35cmのクロダイ。連続ヒットには驚いた。
そして20分後に上出来の35cmを追加できた。短時間で3匹のクロダイの顔を見ることができたのは今年に入って初めてだった。
最終釣果
午後2時30分、残り時間は30分。再度気合を入れて投入、左へ流れるウキを見つめていると、いきなり消し込まれる大きなアタリ。反射的にアワセを入れると、これも本命クロダイ。32cmとサイズダウンだが4匹目だ。
残りのダンゴをかき集めて最後の投入。左へゆっくり流れていくなか、ウキのトップ1目盛りが沈んだ。根ズレのような動きだ。そのままゆっくりウキが沈むが根ズレと判断し、ウキを右に移動して解除する。
だが、ウキが戻った次の瞬間にスーッと沈みだした。これは完璧にアタリだ。反射的にアワセを入れた。なんと今回は5匹のクロダイを手にすることができ、うれしい納竿となった。次もこんないい条件でサオが出したい。最後に堤防を掃除して終了した。
＜週刊つりニュース中部版APC・中村輝夫／TSURINEWS編＞
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年5月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。