東京都 痴漢撲滅を啓発 5月までキャンペーン
東京都は7日、痴漢撲滅キャンペーンをスタートさせた。新生活を迎える4・5月は痴漢被害が報告されることが多いといい、5月31日(土)までの期間中は啓発動画の展開や、鉄道事業者の協力を得ながら電車内や駅構内放送などで痴漢撲滅を呼びかけていくという。
電車内注意
都が2023年に行った調査によると、女性の4割超、男性の約1割がこれまで痴漢被害にあったと回答したという。
そのなかでも電車内での被害が多いといい、ドア付近などで約6割、座席の前の通路でおよそ2割の被害が発生しているという。
一方で都は電車内で被害にあってしまった場合、「防犯グッズの活用」「まわりに助けを求める」ことが大切とし、「視線を向ける」「手荷物をもち替える」などの行動も効果があるとしている。