兵庫の春の風物詩♪長田・駒ヶ林にある「いかなごのくぎ煮」発祥の地を訪れてきた 神戸市
近年不漁などにより大変貴重なものになりつつありますが、春の風物詩として兵庫県民に愛されてきた「いかなごのくぎ煮」。そんな「いかなごのくぎ煮」誕生の歴史を記した碑が長田区・駒ヶ林にあります。
石碑があるのは『厄除の宮 駒林神社』の存在感ある大鳥居の近く。道路を挟んだ向こう側には海が見えており、多くの船が止まっています。
これまでこういった石碑は「なぜここに?」と思うような場所に設置されていることが多かったのですが、この場所はまさに「いかなご漁」が行われていた歴史を感じさせるロケーションといえるでしょう。
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石碑近くに書かれた説明によりますと、駒ヶ林では1,000年以上も前から底引き網にて「いかなご漁」が行われていたのだとか。
平安時代、この場所には現在の税関にあたる「玄蕃寮(げんばりょう)」の出先機関があり、大陸との外交における要所であったことから当時としては希少な砂糖が流通。そういった背景から、砂糖や醤油、生姜を用いて炊く「いかなごのくぎ煮」が誕生したんですって!
神戸には「いかなごのくぎ煮発祥の地」を示す石碑がもう一カ所あり、垂水区の塩屋に設置されているようですよ。
大鳥居を抜けると、先には駒林神社の社務所があります。季節に合わせたユニークなおみくじやお守りをお受けできるようなので、歴史巡りの際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
場所
いかなごのくぎ煮発祥の地
(神戸市長田区駒ケ林町3丁目2)