吉川タイムズが一転取材拒否 事実に反する理由挙げ
上越タウンジャーナルの報道が名誉毀損などに当たると主張している吉川タイムズ( http://blog.livedoor.jp/yoshikawatimes/ )は2025年5月9日、約束していた上越タウンジャーナルの対面取材を拒否すると伝えてきました。吉川タイムズによる記事盗用などを報じた上越タウンジャーナルの一連の記事が刑法上の犯罪にあたると吉川タイムズが先月、ウェブサイトを通じて表明したことから、上越タウンジャーナルが説明を求めたところ、吉川タイムズの編集人が5月12日に対面取材に応じると約束していました。
これまでの経緯は次の記事の通りです。
記事盗用した「吉川タイムズ」が訴訟ちらつかせ通告 上越タウンジャーナルが強要や名誉毀損!? - 上越タウンジャーナル( https://www.joetsutj.com/2025/04/27/174041 )
前回の記事では、5月12日の対面取材を続報すると伝えていましたが、吉川タイムズ編集人から5月9日午後、次のような内容がメールで送られてきました。
「予定していた5月12日の取材はお受けできなくなりましたので、お知らせします」と述べた上で、3つの理由を挙げています。
理由1(要旨)
上越タウンジャーナルの記事の中で、編集人の本名が使用されていたが、かつても現在も公の紙面で、本名は使用していない。理由は、プライバシーを侵害されることによる不利益や、孤立、恐怖、損害などを考えてのことで、職を失う可能性も考えられる。
しかし、吉川タイムズは、編集人自らが何度も本名を書いており、この理由は事実に反しています。
《画像:2021年9月の吉川タイムズのスクリーンショット》
このほか二つは、2022年3月に精神科で「抑うつ状態」との診断を受け、その後改善したが、今年4月の上越タウンジャーナルとの対面取材をめぐるやりとりの後、再発したなどといった内容でした。
2022年当時、吉川タイムズは複数の報道機関の記事や写真を多数盗用する一方、自らを「民間非営利任意団体」と称していて、「ブログニュースは報道機関であり、記者はジャーナリスト」とサイトで説明していました。上越タウンジャーナルの報道後、吉川タイムズの編集人は盗用について「検証する」などと約束しましたが、結局は何の説明もせず、連絡が取れない状態となりました。
その後、吉川タイムズ編集人は「社会的問題に対応困難である」とする医師による診断書を掲載した後、サイトを閉鎖し、約束をすべて反故にしました。
しかし、吉川タイムズは今年4月になって突如、上越タウンジャーナルの記事が名誉毀損、強要罪、侮辱罪などに当たる疑いがあるとサイト上で表明し、上越タウンジャーナルに対し「訴訟を考えている」と通告してきました。
上越タウンジャーナルは理由を知るために取材を申し入れましたが、今回も2022年当時と同様に、対面取材の約束は反故にされました。