「発症しても社会の一員」 高校生が認知症を考える 横須賀高校2年生が研究成果発表
総合的な探究の時間で認知症に関する研究に取り組んでいる県立横須賀高校2年生は10月5日、認知症啓発キャンペーン「RUN伴三浦半島」のキックオフイベントで研究の中間発表を行った。
同校ではグループごとにテーマを設定した学習を行っており、同研究にはNTT人間情報研究所が協力。同日は村木志帆さん、吉良優花さんが登壇し発表を行った。
日常で理解を促進
「当事者と話すことで理解がさらに深まる」と話した村木さん。若い世代へ向けた啓発にSNSを活用するアイデアを述べた。吉良さんは研究の中で得られた「認知症は職場で気づく/気づかれることが多い」という知見から、「発症しても社会の一員であるために、職場での認知症の理解促進が必要なのでは」と発表。社内研修等で活用する「認知症カルタ」の導入を提案した。
生徒らは研究を進め、来年3月に校内で成果発表を行う。