札幌シメパフェ巡り(1)「パフェ、珈琲、酒、佐藤」行列ができる超人気店のメニューや店内を徹底紹介【札幌市中央区】
食事やお酒のシメとしてパフェを楽しむ「シメパフェ」は、札幌発の食文化のひとつ。今回ご紹介するのは、札幌のシメパフェ文化を牽引する「パフェ、珈琲、酒、佐藤」。「パフェ佐藤」と呼ばれ、地元民にも観光客にも愛される人気店です。2024年の移転リニューアルオープンにより、夜のシメパフェに加えて午後のティータイムも楽しめるお店になりました。
<a href=https://domingo.ne.jp/article/images/preview/44251/7ea4e66c948504a1356f2b35e15fc3f5.jpg">【画像】一番人気の「塩キャラメルとピスタチオ」
シメパフェ文化を牽引し続ける「パフェ、珈琲、酒、佐藤」
札幌のシメパフェ文化のパイオニアとも言うべきパフェ佐藤は、常に行列の絶えない超人気店です。2016年にオープンし、2024年4月には札幌大通の中心部に移転リニューアルオープン。大通公園やさっぽろテレビ塔、地下鉄大通駅からも近い便利な立地で、ビルの1階から3階まで丸ごと「パフェ佐藤」です。
移転リニューアルオープン後は席数も増え、行列ができていても以前より回転が速くなった印象。エレベーターで移動できるため、ベビーカーや大きな荷物がある時にも利用しやすくなりました。インバウンドの観光客にも大人気で、スーツケースを引いてやってくる韓国人カップルなども多く見かけます。
いつ行っても人気のパフェ佐藤ですが、スタッフの竹村さんに比較的すいているタイミングを聞いてみたところ、平日の昼間は余裕がある場合が多いのだそう。夜の時間帯や週末に比べて来店数が少ないため、待つことなく希望の席に座れる可能性もアップしそうです。
はじめての方もオススメ!お酒とパフェ、コーヒーがセット「堪能コース」
今回は2階のカウンター席を利用。お酒をいただきつつ、パフェが作られる様子を目の前で見られるのはカウンター席ならではの楽しみです。
取材した12月には冬季閉鎖中でしたが、あたたかい季節には開放感のある屋外テラス席も設置されます。こちらも人気なのだそう。
オーダーした「堪能コース」(3,400円・税込)は、おつまみ5品とお酒、パフェ、コーヒーがセットになっていて、文字通りパフェ佐藤を堪能できるコースです。
おつまみの内容は季節によって少しずつ変わります。この日はピクルスやパテ、カナッペにキャロットラペなどで、スパークリングワインと合わせていただきました。いろどりも豊かで、目でも舌でも楽しめます。ワインやウイスキーとの相性もよさそう。余市やマッカランなどシングルモルトの品ぞろえも豊富なので、いろいろ試してみたくなります。
パフェ佐藤の代名詞!一番人気「塩キャラメルとピスタチオ」
パフェは一番人気の「塩キャラメルとピスタチオ」を選択しました。季節限定のパフェやサンデーもおいしいけれど、佐藤と言えばやっぱりコレ!という人も多いかもしれません。香ばしいアーモンドのチュイールをアクセントに、2種類のこんもりしたアイスクリームが並んでいる姿がとってもかわいいパフェです。
さらにグラスの中にはカシスのムースやりんごのコンポートも入っていて、さっぱりしつつも奥深いおいしさ。濃厚さとすっきり感のバランスが絶妙で、味わいや食感に飽きることなく最後まで楽しめます。
おつまみとスパークリングワインをいただいた後のパフェには、コーヒーがベストマッチ。マイルドロースト、イタリアンロースト、冷たい珈琲の3種類から選べます。今回いただいたマイルドローストは香り豊かでスイーツとの相性もよく、きりっとした味わいでした。深煎りのコーヒーが好きな人には、イタリアンローストもおすすめ。さまざまな色・柄を取りそろえたコーヒーカップ&ソーサーのかわいさにも要注目です。
また、今回ご紹介したコースやパフェ単品はもちろん、ピスタチオ菓子の盛り合わせやケーキセットなど、いろいろなメニューがあります。カフェやバーとして自分好みに使いこなしたいですね。
店内はどこもオシャレな佇まい。プロジェクションマッピングの演出も
今回は2階のカウンター席でパフェやお酒をいただきましたが、3階はまったく異なる雰囲気の空間になっています。大きなテーブルを使ったプロジェクションマッピングが楽しめます。
単体でもかわいくて美しいパフェに、さらに雰囲気をプラスしてくれるプロジェクションマッピングは大人気。めいっぱい五感で楽しめる空間です。座りたい席の希望がある場合には、入店時にスタッフさんに伝えてみてください。
スタッフさんと言えば、パフェ佐藤はホスピタリティあふれる接客も個人的なお気に入りポイント。いつもとっても忙しいはずのスタッフさんたちですが、さりげない気づかいや笑顔の接客が印象的です。
帰りにはお土産も!1階に併設されている「佐藤堂ショップ」
レジのある1階には、 パフェ佐藤が手がけるピスタチオ菓子専門店「佐藤堂」のショップが併設されています。アイコン的存在の「熊最中」をはじめ、ピスタチオ菓子やチョコレート、詰め合わせのギフトセットなどもあります。
ショーケースにあるケーキはイートインで注文できるほか、テイクアウトも可能です。また、スイーツのほかにバッジやマスキングテープなども売られていて、どれもとってもキュート。北海道のおみやげとして購入するのもおすすめです。
支払いはセルフレジ方式で、レシートに印刷されたQRコードを機械に読み込ませて決済します。個別会計も選択できるので、複数人で訪れた時も簡単に自分の分だけ支払いができます。
流行のサイクルが短いスイーツ界において、一時のブームで終わることなく定着したシメパフェは、札幌の食文化のひとつと言える存在になりました。そして「パフェ、珈琲、酒、佐藤」はシメパフェを代表するお店です。安心感がありつつも新しさが感じられて、おいしくて楽しい。これからも札幌のパフェを牽引する存在として、多くの人を楽しませてくれることでしょう。
パフェ、珈琲、酒、佐藤(本店)
■所在地:札幌市中央区南1西2-1-2 木NINARUビル
■定休日:
月曜~木曜・日曜 13:00~24:00(LO 23:30)
金曜・土曜:13:00~25:00(LO 24:30)
■休業日:年末年始ほか不定休(公式Instagramにて告知)
【ライタープロフィール】
羽田 さえ(札幌在住ライター)
岐阜県出身。2021年に熊本から札幌へ転居し、北海道の広さとおいしさに驚愕。グルメ、旅行、農業、不動産を専門とするフリーライター。