超☆社会的サンダル『RUSH BALL 2025』クイックレポートーー2025年のATMCでガッツリと名を刻んだ1年越しの“リベンジ”
『RUSH BALL 2025』超☆社会的サンダル
超☆社会的サンダル、リベンジ成功だ。昨年の出演が台風で見送りとなり、念願だった彼女たちのステージはついに「17」で幕を開けた。大人になりきれない葛藤をセーラー服に身を包んだオニザワマシロ(Gt.Vo)が紡いでいく。続いた「チチンプイプイプイ」でも、キュートなオニザワの声をどっしりと支えるグレースーツのタケマスター(Gt)、青Tシャツのふじお(Ba)、恐ろしく赤いセットアップの林田翔馬(Dr)のふっといサウンド。
この時間にナイスチョイスとしか言いようがない「熱中症」では盛り上がりを見せたところでイルカのビーチフロートとサメのイラストが入った浮き輪が投げ込まれ、観客が沸く。4人の見た目のインパクト(衣装はもちろん、平均体重100kg/男性陣は身長180cm超)&ときどき我を忘れたように歌いギターをかき鳴らすセンターのオニザワの姿に一瞬脳がザワつくが、巧みなバンドサウンドがハッとさせるように耳を捉える。
曲が彼女たちの代表曲「可愛いユナちゃん」へ突入すると観客からは手拍子が起こり、それに促されるようにオニザワが客席へダイブ! ラストソング「バカマ●コあかり」へ曲が移っても、観客の海を泳ぎながら盛大に腹チラして歌詞を叫び続けたオニザワ。超ド級の爪跡を残したなぁ! という感想を持ったが、そういえばライブ中のMCはドラムの豆知識や今朝5時に大阪に着いて行った健康ランドでの話と気負いはゼロ。ぜひ次は大きいステージで見たい!
取材・文=桃井麻依子 撮影=瀧本JON...行秀
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