【ONE AND ONLY Vol.3イベントレポート】CANDY TUNE、クマリデパートら5組が満員の会場で描いた多幸感あふれるシーン
アイドルイベント<ONE AND ONLY Vol.3>が、10月3日(木)に渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催された。
“日々新しい存在が生まれて成長していくアイドルシーンを、楽曲、パフォーマンス、トーク、ファッション、ソーシャルなどさまざまな角度で切り取り、次世代の唯一無二、かげがえのない「ONE AND ONLY」を生み出すことを目指す”というコンセプトを掲げる同イベントの第3弾となったこの日には、CANDY TUNE、クマリデパート、CUTIE STREET、SCRAMBLE SMILE、美味しい曖昧が出演。それぞれが多彩なパフォーマンスを披露し、会場に大きな熱狂を生み出した。
本記事では、同イベントの模様をお伝えする。
取材&文:竹内伸一
撮影:NORI
早くも3回目となった<ONE AND ONLY>。今回もソールドアウトとなり、会場は超満員。近隣の会場でのイベントも重なった影響もあって、開演前から渋谷・duo MUSIC EXCHANGEの付近は多くの人たちであふれかえっていた。
■美味しい曖昧 イベント開幕から見事に作り上げた大熱狂
開演を待ち焦がれる状態の大観衆の前に颯爽と現れたのは美味しい曖昧。膝の治療のために休養していた切兎うずめが今日から復帰し、4人でのライブとなった。切兎はまだ本調子ではないようでイスに座ってパフォーマンス。しかしながら、ステージ上手にイスを置いたことで、ほかにはない視覚効果を生み出していた。また、切兎の動きが制限される分、凡やよい、幽花はるか、双詩科なのはの3人は、めまぐるしく展開するサウンドに乗り、ステージをめいっぱい使って全力で歌い踊る。切兎はそんな3人と会場を時折立ち上がりながら煽りまくり、ライブを盛り上げていく。「Life is Short」の最後には大きなコールを巻き起こしてみせた。
■SCRAMBLE SMILE はつらつパフォーマンスが咲かせたたくさんの笑顔
SCRAMBLE SMILEは<Vol.2>に続いての登場。今回も“名前だけでも覚えて帰ってください!”の言葉からライブをスタートさせた。デビューから10日あまりの彼女たちだが、着実にライブを積み重ねており、5人のにこやかな表情はかなりリラックスした印象。満員の会場の四方にしっかりと視線を送る余裕も生まれていた。そんな彼女たちのアピールと、はつらつとしたパフォーマンスに会場も徐々に乗せられていき、ライブが進むにつれてほかのグループのファンと思われる観客も一緒に踊り出してライブを楽しんでいる様子だった。この日、ここに集まった全員がSCRAMBLE SMILEの名前をしっかりと覚えて帰ったことだろう。
■CUTIE STREET クールさと可愛らしさを全力でお届け!
KAWAII LAB.所属で“KAWAII MAKER”を謳うCUTIE STREET。大声援が送られる中、ハードなダンスチューン「解」でライブをスタート。クールな表情とスピード感あふれる切れ味鋭いダンスは、“KAWAII”とは一線を画するもので、彼女たちの違う一面を見せてくれた。以降はギャップを見せつけるかのように、可愛らしさ全開でパフォーマンス。「ひたむきシンデレラ!」の冒頭では立ち位置を間違えて笑いを誘い、会場を和ませる場面などもありつつ、ラストは「かわいいだけじゃだめですか?」をこれでもかというくらい可愛らしく魅せる。女性のファンからは思わず“可愛すぎる……”とため息が出るほどだった。
■クマリデパート 1秒たりとも目が離せないスペクタクルショー
テーマソングともいえる「おいでよ!クマリデパート」に乗ってステージに登場したクマリデパートは、弾むように軽やかに歌い踊る。かと思えば、エモーショナルな歌声を響かせ、指先までしっかりと神経が行き届いたような繊細な動きで魅了。さらには激しくアグレッシブなパフォーマンスで会場を扇動していく。メンバーは場面ごとに表情を変えながら、1秒たりとも目が離せないめくるめくスペクタクルショーをくり広げていった。ラストの「シャダーイクン」では、観客の視界から消えてしまうかと思われるほど、ステージを縦横に動き回り、熱狂的にパフォーマンス。最後は会場が温かい拍手を送り、彼女たちの熱演を讃えていた。
■CANDY TUNE 一体感ある空間を作り上げた圧巻アクト
トリを務めたCANDY TUNEは、もはや威風堂々のパフォーマンスを披露。にこやかな笑顔を会場中に振りまきながら、コミカルな動きも交えて賑やかに歌い踊る姿は、もちろん十二分に可愛らしいのだが、身のこなしはしなやかで、そこはかとない気品のようなものも感じられ、こちらの視線を惹きつけていく。そんな彼女たちに魅せられて、会場は無数のサイリウムが揺れて美しい光景を作り、圧巻のコールでライブを盛り立てていく。随所でくり広げられたコール&レスポンスも、彼女たちの呼びかけに会場は即座に反応。見事な一体感を作り出していた。“たくさん愛してね!”という声で始まった「キス・ミー・パティシエ」を7人がさらに可愛らしくパフォーマンスすると、会場のテンションもマックスとなって、ライブは大団円となった。
今回の<ONE AND ONLY>もオープニングからすでに満員御礼状態。お目当てのグループの特典会に参加するため中座する人もいたとは思うが、多くの観客が最初から最後まで、推し以外のグループも含めてライブを楽しんでいたのが印象的。また、出演の5組がそれぞれに見応えのあるステージを展開し、イベントを盛り上げていた。観客はきっと、それぞれに新たな発見があったことだろう。
<ONE AND ONLY Vol.3>
2024年10月3日(木)
duo MUSIC EXCHANGE
■美味しい曖昧
SE
毒針
ナチュラルアレルギー
LATER ALLIGATOR
マジカルリズム
ステフリ!
Life is Short
■SCRAMBLE SMILE
Overture
SCRAMBLE SMILE
わざとだよ?
AGE⇔DECHI
今日から運命!
MC
■CUTIE STREET
Overture
解
ハロハロミライ
ひたむきシンデレラ!
かわいいだけじゃだめですか?
■クマリデパート
おいでよ!クマリデパート
Furniture Girl
ヒ・ミ・ツ
ブルーサバイバー
無限大限界ケン%
シャダーイクン
MC
■CANDY TUNE
Overture
倍倍FIGHT!
CATCH YOU
MC
きゅきゅきゅキュート
エトセトLOVE YOU
INTERMISSION
キミ・ミー・パティシエ
<ONE AND ONLY Vol.4>
日時:2024年10月12日(土)Open12:15/Start13:00
会場:恵比寿・LIQUIDROOM
出演:KAWAII LAB. MATES、Sweet Alley、あまいものつめあわせ、I MY ME MINE、Hey!Mommy!、27ronron、ideal peco、フューチャーサイダー、群青の世界、ルルネージュ、Lucky²、SCRAMBLE SMILE、まねきケチャ、Onephony、Task have Fun、SWEET STEADY
チケット:前方¥6500、一般¥3000、学生/女性¥2000 当日券¥4000(ドリンク代別)
<ONE AND ONLY Vol.5>
日時:2024年10月15日(火)Open18:00/Start18:30
会場:渋谷WWW
出演:AsIs、あまいものつめあわせ、SCRAMBLE SMILE、Hey!Mommy!、KAWAII LAB. MATES
チケット:優先エリア¥6500、一般¥3000、学生/女性¥2000(ドリンク代別)