Yahoo! JAPAN

特別企画 福田小卒業生 藤本淳吾さんインタビュー

タウンニュース

取材を受ける藤本さん=12月11日・マリノス本社

日本代表としても活躍していた元プロサッカー選手の藤本淳吾さん(40)は、2024年度に創立50周年を迎えた福田小学校の卒業生だ。

現在、大和市をホームタウンとする横浜F・マリノスのユースコーチとして活動している藤本さんに、これまでの経歴や福田小の思い出などについて話を聞いた。

身近な存在

横浜市鶴見区で生まれた。サッカーを習い始めたのは幼稚園児の頃で、サッカー選手だった父の影響が大きかったという。「その頃はスタッフとして活動していた父と試合を見たり、選手たちとボールで遊んでもらっていたこともあった」と藤本さん。「幼い頃からサッカーは身近な存在だった」と振り返る。

青春時代に育った場所

小学2年生の時に大和市に引っ越し、小学3年生の時は「福田キッカーズ」に1年間所属した。「普段の生活を共にしているメンバーだったし、コーチも入りやすい雰囲気を作ってくれていた。学校で練習試合を行ったり、川でスイカを食べたこともあった」。福田小を卒業後は、渋谷中学校に進んだ。

大和市について「自分の青春時代に育った場所」と藤本さん。とくに、引地川沿いの千本桜が印象的で「とてもきれい。今も開花の時期になると見に行きたくなる」という。「子どもの頃は川沿いを自転車で走り、公園や駄菓子屋に行きましたね」と少年時代を思い出す。

「楽しむ」ことを大切に

藤本さんは06年に清水エスパルスに入団し、同年にはJリーグ新人王を獲得。その後は名古屋グランパスや横浜F・マリノスなどを渡り歩いた。

学生時代も日本代表に選ばれるなど、数多くの試合に出場した。「向上心、努力はもちろんですが、楽しむことを大切にしてきた」と藤本さんは力強く語る。

印象に残っている試合は、Jリーグデビューとなった開幕戦。「憧れの舞台に立てたんです」と今も鮮明に覚えている。07年3月24日に開催された『キリンチャレンジカップ2007』のペルー戦では日本代表に選出され、「23歳の誕生日にA代表デビューできた」と声を弾ませる。

22年シーズンで現役を引退し、現在はユースコーチとして活躍する。今後について「選手のために勉強して成長し、指導力を上げていきたい」と語った。

ホームタウンで活動

昨年11月19日、母校の福田小で創立50周年を記念した講演を行った。「不思議な感覚でした。授業でお米を作ったことや、校庭で遊んだことを思い出し、懐かしかった」と藤本さん。

12月17日には同クラブが行っている取り組み「サッカー食育キャラバン」で引地台小を訪問。身体を動かすことの楽しさや、食事の大切さなどを教えた。藤本さんは「ホームタウンでもある大和市に今後も協力できれば」と話した。

現役時代の藤本さん

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 緑川光、佐久間大介(Snow Man)、岡本信彦ら集結 朗読劇 READING WORLD ユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還『約束の鎮魂歌(レクイエム)』開催決定

    SPICE
  2. 妙高酒造「大吟醸 妙髙山 三割五分」 全国新酒鑑評会で金賞を受賞

    酒蔵プレス
  3. 「SLAM DUNK」デジタル版が遂に配信へ 作者・井上雄彦が明かす原作秘話も

    おたくま経済新聞
  4. サバの常識が変わった!日本海も危険に。そして広がるアニサキスアレルギー

    TBSラジオ
  5. 長男は発達障害、「次男も診断を受けたほうがいい」夫の言葉に秘められたわが子への思い

    LITALICO発達ナビ
  6. 祝放送450回!「イモトの私物プレゼント」大放出!!

    TBSラジオ
  7. バーガーチェーンも参戦!ブームが続いているベトナムサンドイッチ「バインミー」最新事情

    TBSラジオ
  8. 高橋洋子さん、松本梨香さんら出演決定!初開催の『斑尾アニフェス2025』豪華アーティスト発表@長野県飯山市

    ARURA(アルラ)
  9. 創業134年の駅そば『桃中軒』が唯一無二すぎた! 行ってみて感じた「旅人が気をつけるべき点」/ 立ち食いそば放浪記344:沼津

    ロケットニュース24
  10. 「橋と船をめぐる旅へ」 柳原良平氏の特集展示

    タウンニュース