6月は家計の分かれ道。「節約上手な人」がムダを見直す“3つのポイント”
家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。6月は税金の支払いが重なったり、ボーナスが入ったりと、お金が動く時期。節約上手な人は6月にどのようなことに気をつけているのでしょう。今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、「節約上手な人」が6月に見直しているポイントをご紹介します。
(1)大きな支払いを確認する
3〜4月は新年度に関する支払い、5〜6月は税金関連の支払いが多くなる人が増える時期です。
新年度にまとまった支払いをすませてやっと一息という頃に、自動車税、固定資産税などのまとまった支払いが必要になると、やりくりが大変と感じる人も増えてきます。
一方、節約上手な人は、こうした大きな支払いに備えて、前もって準備していることが多いものです。
6月には税金関連の支出が増えると分かっていれば、どのように支払うか計画を立てておく人も多いので、大きな支払いが続き家計が苦しいと思う人は、前もって準備できるよう考えておきましょう。
(2)ボーナスの計画を立てる
6月頃から夏にかけて、ボーナスが支給される人も増えるものです。
お金が貯まらない人は、これから夏のボーナスが入ると思うと、何を買おうかとこれから買うもののことばかり考えがちなものです。
一方、節約上手な人は、まず必要な支払いと貯蓄を確保してから、残りのお金の使い道を考える傾向があります。
節約上手な人ほど、貯蓄に回してから余ったお金をお楽しみに回す人が多くなるので、計画通りの貯蓄も実現しやすくなるのですね。
(3)夏の支出を考える
夏のボーナスの内訳が計画できたら、次に考えておくのが夏の出費についてです。
夏は、大人にも夏休みがある企業が多く、お子さんがいる家庭では長期休みによる出費も増えがちです。
節約上手な人は、このような支出が増えそうな時期は、あらかじめピックアップしておき、どれくらいの追加予算が必要かなど考えておく人が多くなります。
なんとなく支出が増えそうだなとあいまいに考えるよりも、具体的にどれくらい支出が増えそうか予測しておくなど、具体性を持った計画を立てておくと夏の支出も安心ですよ。
これからの支出にも気をつけて
早いもので一年も半分が過ぎるのかと時の流れの早さに驚くことも多い6月。
年明けに、「今年こそはお金の管理をしっかりしよう」と気持ちを新たにした人は、ぜひ半年間の振り返りをしてみてください。そして、のこり半年の家計をより良いものにできるよう、今のうちに計画の練り直しなどをしておくと、年末に向け安心した家計管理ができますよ。
あき/家計簿&家計管理アドバイザー