5人組ガールズバンド 川崎舞台のアニメで注目 3月、初の単独ライブ
かわさきFMに出演中のガールズバンド「トゲナシトゲアリ」。無邪気なトークを繰り広げる5人は、川崎が舞台のテレビアニメ「ガールズバンドクライ」のために数千人のオーディションを勝ち抜いた精鋭だ。声優兼ミュージシャンとしてアニメの世界観を発信している。
メンバーはボーカルの理名(16)、キーボードの凪都(22)、ギターの夕莉(23)、ドラムの美怜(20)、ベースの朱李(20)。5人は、BS11などで4月に放送が始まるテレビアニメ「ガールズバンドクライ」の声優を務め、作中のキャラクターと同じパートをそれぞれが担当するリアルな5ピースバンドだ。
アニメのために2021年6月から始まった声優オーディションで数千人の中から選ばれた。作品に先行して現在までに計10曲をリリース。8月に発表した「爆(は)ぜて咲く」はユーチューブの再生回数1035万回を記録し、話題を呼んでいる。
アニメ制作は「ONEPIECE」などを手掛ける東映アニメーション。川崎を舞台に選んだ平山理志プロデューサーは「地方から上京する少女たちにとって地に足がついた暮らしができる、東京近郊の街を探した」と説明する。
川崎市出身の美怜は「思い出の場所が、さらに大切な思い出になると思うとうれしい」と話す。3月16日(土)には横浜市で初の単独ライブを開催するが、美怜は「地元の友達が来たら恥ずかしい」と照れる一方、湘南出身の凪都は「たくさんの友達に来てほしい」と気合十分。目標は、アニメの予告編で少女が掲げる「日本武道館」だ。