トム・ホランド主演・製作の逃亡映画『パートナー』監督に「オザークへようこそ」ジェイソン・ベイトマン
『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドが偽装弁護士を演じる新作映画『ザ・パートナー』監督に、「オザークへようこそ」(2017-2022)ジェイソン・ベイトマンが就任したことが分かった。米が伝えた。
ホランドが製作を務め、主演交渉中となっている企画。原作は『評決のとき』など法廷もので著名なジョン・グリジャムによる1997年刊行の小説『パートナー』(新潮文庫刊)だ。
ホランドが交渉中の主人公は、法律事務所でパートナーとして働く若き弁護士パトリック。パトリックは妻と生まれたばかりの娘を残し、燃えあがる車の中で自らの死を偽装する。自分の死を演出し、裕福なクライアントから9,000万ドルをだまし取り、逃亡したブラジルで新たな人生を歩んでいた。
しかし政府を欺こうと懸命に働いていたクライアントが、国外の口座から金がなくなっていることに気づき、死んでいないと信じていた弁護士を追い詰めることを決意する。結果、パトリックはFBIに出頭し、妻や子ども、そして人生に向き合うことになるが……。
『パートナー』は『しあわせの隠れ場所』(2009)のジョン・リー・ハンコックが監督・脚本で製作が予定されていたほか、「SUITS/スーツ」の脚本家ジョン・コーワンらによりテレビシリーズ化をいた経緯があるが、いずれも実現には至らなかった。このたび、ユニバーサル・ピクチャーズが実写化の権利を獲得し、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)でペンを執ったグレアム・ムーアが脚本を執筆する。
俳優として活躍し、直近では『AIR /エア』(2023)『セキュリティ・チェック』(2024)や、『ズートピア』シリーズでニック役声優も務めるベイトマンは「オザークへようこそ」などドラマ作品で監督も手がける多才。長編映画監督としては本企画が3本目となる。
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