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地区センター 絵本セット貸し出し開始 図書館司書選定の5種類

タウンニュース

絵本セットを選ぶ利用者

保土ケ谷区内4つの地区センターが2月28日、図書館司書が薦める乳幼児向け絵本セット「はじめてえほん」の貸し出しを開始した。「図書館が遠くて行きづらい」「どんな絵本を選んでいいか分からない」といった子育て世代の声に応えるために実現したもの。

この取り組みは、保土ケ谷区読書活動推進事業「身近で楽しむ読書活動」として、読書施設である地区センターと区役所・図書館が連携して地域の子育て中の親子や乳幼児を主な対象とした新サービス。絵本は図書館の児童書専任司書が選定し、区内の地区センター(今井、西谷、初音が丘、ほどがや)では絵本セットの管理や貸し出し業務を行う。今後の利用実績や課題などの情報は図書館や区と共有するという。貸し出しがスタートした絵本セットはAからEまでの全5種類。それぞれ異なる6冊がクリアバッグに入っている。

利用者「ありがたい」

サービス開始当日、西谷地区センター(禰占(ねじめ)由起子館長)では、早速展示された絵本セットを手に取る利用者の姿があった。榎本舞さん(西谷在住)は、ここ数カ月で絵本に興味を持つようになった娘・玲ちゃん(1歳2カ月)と同地区センターを訪れ、Dセット(『ふね』『おせんべやけたかな』『いぬがいっぱい』『じょうずじょうず』『わたしの』『ころころころ』)を選択した。榎本さんは「書店で絵本を購入する時は迷ってしまうけれど、司書さんが選んでくれた絵本がセットになっているので、悩まないで済むのがうれしい。このサービスはありがたいですね」と笑顔で話した。

禰占館長によると、同地区センターでは2020年11月から子ども向けの「絵本バッグ」(5冊入り・10種類)の貸し出しを行っており、人気を集めているという。また、乳幼児と保護者が気兼ねなく立ち寄ることができる遊び場として設置されているプレイルームが昨年リニューアルし、100冊以上の絵本などを閲覧することができる。禰占館長は「気軽に来館していただきたい」と呼び掛ける。

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