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【ライブレポート】BUCK∞TICK、雷鳴のごときダークサウンドで幕張メッセを支配!<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>

WWSチャンネル

BUCK∞TICK<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>(撮影:青木カズロー)

11月15日・16日、千葉・幕張メッセにてロックバンド・氣志團が主催する音楽フェス「サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson」が開催された。


【写真】雷鳴のごときダークサウンドで幕張メッセを支配したBUCK∞TICK(全6枚)

2日目となる16日、BUCK∞TICKが登場した。2013年以来、およそ12年ぶりとなる氣志團万博へのカムバックとあって、開演前からフロアは期待と緊張が入り混じった独特の空気に包まれていた。この記事では、その一部始終をレポートする。

照明が落ち、ステージ後方のスクリーンにノイズ混じりの映像が映し出されると、客席からどよめきが起こる。耳を劈くようなドラムとギターのイントロが炸裂した瞬間、観客の視線が一斉にステージへと吸い寄せられた。オープニングを飾ったのは『雷神 風神 - レゾナンス #rising』。重厚なリフとタイトなビートがうねりを上げるたびに、フロアの温度が一気に上昇していく。メンバーの一挙手一投足に歓声が飛び交い、幕張メッセがBUCK∞TICK色に塗り替えられていくのが肌でわかる瞬間だった。

BUCK∞TICK<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>(撮影:青木カズロー)

続いて披露されたのは『冥王星で死ね』。ダークで鋭利なサウンドと妖しげなメロディが重なり合い、会場はさらにディープな闇へと引きずり込まれていく。圧倒的な存在感でフロアを見渡すボーカルと、冷徹かつエモーショナルなバンドサウンド。そのコントラストが、BUCK∞TICKならではの世界観を濃密に描き出していた。

「騒ごうぜ幕張ー!!」という力強い煽りとともに投下されたのは『スブロサ SUBROSA』。一音鳴るごとに身体の芯まで響くような音圧が襲いかかり、オーディエンスは拳を突き上げ、思い思いに身体を揺らして応える。サビで一斉に上がる歓声と、楽曲が終わった瞬間に訪れる一瞬の静寂。その後に爆発する大きな拍手と歓声が、曲の余韻と興奮の大きさを物語っていた。

勢いそのままに突入した『From Now On』では、爆裂ビートが会場全体を駆け抜ける。切り裂くようなギターと唸るベース、そして縦横無尽に暴れ回るドラムが、巨大なうねりとなって観客を飲み込んでいく。ステージ前方では身体を預けるように揺れる観客の姿が印象的で、サビのたびに上がる歓声が、その一体感にさらに拍車をかけていた。

中盤、空気を少し変えるように届けられたのは『ストレリチア』。歪んだエレキギターとアコースティックギターの音色が絡み合い、淡くも熱を帯びたサウンドスケープを描く。幻想的な照明に照らされるステージと、浮遊感のあるメロディ。先ほどまでのアグレッシブな空気から一転、観客はじっとステージを見つめ、音の一粒一粒を噛みしめるように聴き入っていた。演奏が終わると、静寂を破るように大きな拍手と歓声が湧き上がる。

BUCK∞TICK<サントリー オールフリーpresents 氣志團万博2025 関東爆音パビリオン powered by Epson>(撮影:青木カズロー)

再び会場を包み込んだ暗闇の中、静かに鳴り出したフレーズから『風のプロローグ』へ。緩やかに広がる音像に身を委ねるように、オーディエンスは目を閉じたり、そっと身体を揺らしたりと、それぞれのスタイルで楽曲と向き合っている。

「もう少し踊ろうか。新しいロックンロール」と合図を送って始まったのは『渋谷ハリアッパ!』。サイケデリックな色合いの映像がスクリーンいっぱいに広がり、ポップでありながらもどこか狂騒的なサウンドと混ざり合っていく。リズミカルなビートに合わせてクラップが起こり、フロアのテンションは再び最高潮へ。

そして本編ラストに選ばれたのは『ガブリエルのラッパ』。「ほら、見えるか。天使がラッパを吹いてるぜ」という言葉とともに楽曲がスタートすると、雷鳴のように激しいビートが会場を揺らす。重厚なサウンドとスリリングな展開に、観客は最後の一瞬まで拳を突き上げて応えた。「氣志團万博ありがとう。この後も楽しんでね」と気だるげながらもあたたかい一言を残し、BUCK∞TICKはステージを後にした。

【氣志團万博とは】

氣志團万博とはロックバンド・氣志團が主催する音楽フェス。團長・綾小路 翔の「最高の仲間を集めて、最高の音楽を鳴らして、最高の時間を作りたい」という熱い呼びかけに応え、ロックのみならずポップス、アイドル、歌謡曲、演歌など、ジャンルの垣根を越えた豪華出演者が集結し、オーディエンスとの新たな出会いを生み出してきた。

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