斜面染め上げ ミツマタ可憐 七沢森林公園で見ごろ
県立七沢森林公園で、ミツマタの花が見ごろを迎えている=写真・3月14日撮影。
園内にある「さくらの園」にミツマタが群生しており、毎年3月中旬ごろから可憐な黄色い花を咲かせる。満開になると、斜面を黄色く染め上げた幻想的な光景が楽しめる。
ミツマタはジンチョウゲ科の低木で、三つまたに分かれた枝の先に黄色い花をつける姿が名前の由来。強靭な樹皮は古くから紙の原料として重宝され、丈夫で破れにくく手触りも良いことから、現在も日本の紙幣に使われている。
愛犬と訪れた夫婦は、「黄色い花がかわいらしい」と斜面を見上げていた。同所はサクラの名所としても人気で、年によってはミツマタとサクラの花を同時に楽しむこともできる。