コール高森 結成50年悲願の全国へ おかあさんコーラス大会
伊勢原を拠点に活動する女声合唱サークル「コール高森(荒井祐子代表)が、このほど群馬県内で行われた「第47回全日本おかあさんコーラス関東支部大会」で優秀賞に輝き、全国大会へ出場を決めた。
アマチュア女声合唱の祭典、おかあさんコーラス大会。思い思いの選曲で衣装や小道具などを工夫し、自由に発表するのが大会コンセプトになっている。
関東支部大会には神奈川県、埼玉県、静岡県、栃木県、新潟県、茨城県、群馬県、千葉県、山梨県の9県から予選を勝ち上がった90チームが出場。コール高森は優秀賞を受賞し、初の全国行きの切符を手にした。荒井代表は「信じられない気持ち。とても嬉しい。結成50年で初めての全国大会に出場が決まり皆喜んでいる。全国ではもっと良くなるよう完成度を高めて臨みたい」と意気込みを語る。
2019年の関東支部大会で初の優秀賞に輝くも、抽選で惜しくも漏れ、全国行きを逃しているコール高森。悲願の全国大会に向けて今年採用した合唱曲は工藤直子氏作詞の「もしも」「みえない手紙」の2曲。「今回の曲は詞がとても響いて、心を込めて歌える楽曲。私たちにピッタリあっている。全国ではグランプリを目指すが、優秀団体に贈られる『ひまわり賞』には選ばれたい」と荒井代表。
全国大会には68チームが出場。札幌コンサートホールで8月24日(土)、25日(日)の2日間にわたって開催される。
市内在住者ら21人が在籍
コール高森は1973年に市内高森在住の子育て女性を中心に活動を開始したサークル。現在は秦野や平塚など近隣地区の21人が在籍。東京・神奈川を中心に15の合唱団を指揮、指導する松村努氏の指導のもと毎週金曜日、成瀬公民館などで練習に励んでいる。荒井代表は「松村先生の指導は的確で、指揮は魔法の手。皆先生のもとで歌いたいと思っている」と話す。