1万2000発の花火 日本平まつりにも2024年問題の影響 シャトルバス発着1か所のみ
■7月24日に日本平まつり 1万2000発の花火
2024年問題の影響が夏のイベントにも及んでいる。約1万2000発の花火が打ち上げられる静岡市の日本平まつりで、シャトルバスの運行が減便される。例年は東静岡駅と清水駅発着の2か所だったが、今年は東静岡のみとなる。
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今年で39回目を迎える日本平まつりは7月24日に開催される。約1万2000発の花火は打ち上げ間隔が短く、野外庭園の芝生に寝ころびながら花火を楽しめるところも特徴。日本夜景遺産にも選ばれている日本平の夜景と花火の組み合わせが好評を博している。
今年のテーマは「霊峰富士と天空の花火芸術」。富士山と花火が織りなす芸術と神秘的な天空ショーとなる。花火は「遥拝~富士山創世記~」や「デジタルスターマイン~芸術の源泉~」など5つプログラムで構成されている。
■今年のシャトルバスは東静岡駅のみ 会場周辺は通行止め
例年、日本平まつりでは東静岡駅と清水駅の2か所からシャトルバスが運行される。しかし、今年は労働時間を規制する「2024年問題」によって運転手の確保が難しく、東静岡駅南口から発着する便のみとなる。シャトルバスの運行時間は東静岡駅発が午後3時半から午後7時まで、日本平発が花火終了後から午後10時まで。料金は片道で大人800円、小人400円となっている。
まつり当日は静岡・清水の両パークウェイをはじめ、日本平山頂に通ずる全ての道路が交通規制される。午後4時以降は通行止めとなるため、シャトルバスやタクシーの利用を呼びかけている。日本平ホテルのシャトルバスも運休となる。
花火大会のシャトルバスをめぐっては、7月20日に静岡市で実施される安倍川花火大会で今年は運行されないことが決まっている。理由には、2024年問題が挙げられている。会場周辺は交通規制が敷かれるため、観覧希望者は徒歩や自転車で向かうしかない。最寄りの静岡駅から会場までは徒歩で40分ほどの距離がある。
日本平まつりはシャトルバスが減便され、バスやタクシー利用者の混雑が予想される。開場は午後4時で、花火は午後7時半から8時半までの予定。フードブースが約10店舗、ドリンクブースが3か所出店する。入場料は無料となっている。
(SHIZUOKA Life編集部)