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大阪や神戸から1時間、丹波篠山は紅葉が見頃 11月には「もみじ三山」巡る周遊バスも走ります(兵庫県丹波篠山市)

鉄道チャンネル

丹波篠山市といえば、黒豆(黒枝豆)や丹波栗などの特産物で知られる兵庫県中東部のまちです。東は京都、南は大阪府とも隣接しており、大阪・神戸から1時間圏域に位置しています。鉄道ファンならJR福知山線(宝塚線)の「篠山口駅」があるまち、といえば分かりやすいでしょうか。

そんな丹波篠山市で秋を楽しめる場所が「もみじ三山」と呼ばれる、松尾山・文保寺、宝橋山・高蔵寺、安泰山・大國寺。例年11月ごろから見頃となり、多くの観光客がもみじ狩りに訪れます。

秋を一番に感じることのできる、赤々と色づく紅葉。美しく色づいていく木々の葉を眺めるのは、秋ならではの楽しみ。本記事では、山も田園もふるさとの風景全体が色づく、味わい深い紅葉風景を楽しめるおススメの場所や、秋だから楽しめる丹波篠山の食の魅力をご紹介します。

もみじ三山

もみじ三山「文保寺」(イメージ)

文保寺は大化元年(645年)に法道仙人(ほうどうせんにん)によって開かれました。楼門が市内最大規模で、市指定の文化財にもなっています。さらに寺内の紅葉の中には、幹に自然が生んだハートが見れます。どこにあるか、探してみてください。鉄道アクセスはJR篠山口駅から車で約7分。

高蔵寺は大化2年(646年)法道仙人が宝橋山と号し建立された古刹です。山門から本堂にかけての寺領は、春は桜、夏はあじさい、秋は紅葉、冬は椿と四季を通じ自然を楽しめる、花の寺として知られています。本堂までの参道は一面の紅葉が色づき、まるで紅葉のトンネルのよう。鉄道アクセスの場合、最寄りはJR福知山線 篠山口・柏原からタクシーで約15分、バスと徒歩でも辿り着けます。

大國寺は大化年間(飛鳥時代)に開創されたと伝えられます。唐様と和様の折衷建築は当時の最新技法を取り入れ、本堂の仏像は国の重要文化財に指定されています。例年11月中頃には、本堂前のオオモミジの赤色と、イチョウの落ち葉の黄色が同時に楽しめます。鉄道アクセスはJR篠山口駅から車で約5分。

これらもみじ三山を楽しむなら、周遊バス「丹波篠山もみじ号」で行くのがおススメ。通常路線バスでは運行していない区間を、紅葉の時期に丹波篠山市を巡ります。

運行日は、2024年11月9日(土)・10日(日)・23日(土)の3日間。JR篠山口駅(西口)発着で、途中でショッピングや昼食の時間も挟みつつ、三山それぞれ楽しめるよう十分な時間をかけて巡ります。代金は、中学生以上の大人1名1,000円、小学生1名500円。未就学児は無料ですが、座席が必要な場合は500円必要です。

WEB限定の販売です。詳しくは丹波篠山国際博ホームページをご確認ください。

◆丹波篠山国際博ホームページ
https://expo.sasayama.jp/ja/topics/tanbasasayama-momiji-bus

王地山公園

王地山公園(イメージ)
王地山公園(イメージ)

丹波篠山の紅葉スポットはもみじ三山だけではありません。

たとえば、篠山城下町の東端にある王地山公園。桜と紅葉の名所として知られ、篠山城下の町並みを見渡せる絶景の場所です。公園内には、合格成就の神として広く信仰されている王地山平左衛門稲荷神社(まけきらい稲荷)もあります。受験生の方はぜひ!

兵庫陶芸美術館・陶の郷

山裾に広がる甍の集落家屋とのコントラストのある景観は、日本六古窯のひとつである丹波焼の里ならではのもの。陶の郷で陶芸体験もおすすめです。

丹波篠山市とグルメ

イメージ
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先に挙げたように、丹波篠山市といえば自然のほかにも食文化に注目したいところ。特に農作物が収穫される秋季は、秋の味覚目当ての観光客が大勢訪れます。

また秋~冬の時期には、山の芋の収穫が最盛期を迎えたり、イノシシの狩猟も解禁されます。市内にはこうした丹波篠山産の食材を使った料理を楽しめる飲食店が数多く揃います。

関西から近く、美しい紅葉とグルメが手頃に楽しめる丹波篠山。今年の秋はちょっとお出かけしてみませんか?

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