77年ぶり快挙の阪神はドラ1伊原陵人が連勝狙う、もう負けられない巨人は堀田賢慎に託す
前回プロ初勝利のルーキー伊原
6連勝の首位・阪神は前回プロ初勝利を挙げたドラフト1位ルーキー・伊原陵人が27日の巨人戦(甲子園)に先発する。
智弁学園高から大阪商業大、NTT西日本を経て入団した左腕は、開幕一軍入りして中継ぎで6試合に登板。初先発だった4月20日の広島戦で5回無失点と好投し、嬉しい初白星をつかんだ。
ストレートは平均142.7キロと驚くほど速いわけではないが、スライダー、カットボール、フォーク、ツーシーム、カーブをコーナーに投げ分けて試合を作る能力はさすがドラ1。巨人戦も4月4日に東京ドームで経験しており、オコエ瑠偉、若林楽人、キャベッジを3者凡退に打ち取った。
チームは、まだ1リーグだった1948年以来77年ぶりとなる開幕から巨人戦5戦5勝。若林忠志監督が指揮を執り、「初代ミスタータイガース」藤村富美男が4番だった時代の記録だ。創設90年の2025年、伊原の好投で阪神球団史に新たな歴史が刻まれるか。
前回の阪神戦2回4失点で二軍落ちした堀田
一方、もう負けられない巨人は堀田賢慎が今季初先発する。
今季2試合目の登板だった4月4日の阪神戦、3番手としてマウンドに上がったものの2回4失点で二軍落ち。その後、二軍で結果を残して再チャンスをつかんだ。
青森山田高からドラフト1位で入団して6年目。同期入団で同学年の左腕・井上温大は昨季8勝を挙げ、今季もすでに2勝している。堀田もそろそろ結果が欲しいだろう。
何よりチームは開幕から阪神戦5戦5敗の屈辱。26日も敗れれば勝率5割に逆戻りだけに、堀田の力投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・T.バウアー-広島・玉村昇悟(横浜)
中日・H.メヒア-ヤクルト・小川泰弘(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
日本ハム・金村尚真-ロッテ・田中晴也(エスコンフィールド)
楽天・岸孝之-ソフトバンク・前田純(楽天モバイル)
西武・渡邉勇太朗-オリックス・髙島泰都(ベルーナドーム)
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記事:SPAIA編集部