「裸足は危険!」潮干狩りにマリンシューズが最適なワケ おすすめのモデルも紹介
春から初夏にかけてのレジャーとして人気の「潮干狩り」。家族や友人と一緒に楽しめるイベントですが、意外と見落とされがちなのが「足元の装備」です。「どうせ濡れるし、裸足でもいいんじゃない?」と思っていませんか?実は裸足での潮干狩りには、いくつかのメリットもある反面、リスクも多いんです。今回はその両方を紹介したうえで、おすすめの装備「マリンシューズ」についてもご紹介します。
潮干狩りで裸足は危険?
潮干狩りのフィールドには、割れた貝殻やゴツゴツした岩、小さなゴミなどがたくさんあります。裸足で歩いていると、ちょっとした不注意で簡単に足を切ってしまうことも。
また、干潟にはエイやクラゲといった危険な生き物が潜んでいる場合もあります。
エイは尻尾に毒針を持っており、踏んでしまうと大ケガになる可能性も。さらに、濡れた足で長時間活動することで皮膚がふやけ、擦り傷や水ぶくれができやすくなるというリスクもあるのです。
裸足で探すメリットも?
実は、潮干狩りの“ベテラン勢”の中には、あえて裸足で貝を探す人もいます。その理由は「足裏の感覚」で微妙な砂の盛り上がりや違和感を察知しやすく、アサリなどが潜んでいる場所を直感的に探れるからです。
特に深場や水が濁っている状況では視覚だけでは貝を探しづらく、足裏の感触が意外と頼りになるとのこと。
ただし、これは足元の状態をよく把握しており、環境に慣れた人だからこそできるテクニック。小さな子どもや初心者にはおすすめできない方法でもあります。
潮干狩りでのマリンシューズの利点
そんなリスクから足を守ってくれるのが「マリンシューズ」です。水辺のレジャー専用に作られたこの靴は、以下のようなメリットがあります。
・厚めのソールで貝殻や岩の衝撃から守る
・滑りにくい靴底で転倒を防止
・速乾性・通気性に優れ、濡れても快適
・普通のスニーカーと違って砂が入りにくく、後始末も簡単
一度履いてみると、「なぜ今まで裸足だったんだろう」と思うくらい快適です。大人はもちろん、足が柔らかくケガをしやすい子どもにもぜひ履かせてあげたいアイテムです。
マリンシューズ選びのコツ
マリンシューズを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
・サイズ感:フィット感が重要。ややピッタリめを選ぶのが◎
・ソールの厚み:薄すぎると衝撃が伝わりやすく、厚すぎると動きにくい。適度な厚みがベスト
・着脱のしやすさ:特に子ども用はマジックテープ式などが便利
・滑り止め性能:水場でもしっかり踏ん張れるグリップ力があるか確認
試着できない場合は、口コミやレビューでサイズ感をチェックするのも大事なポイントです。
大人用おすすめマリンシューズ3選
ここからは、大人用におすすめの潮干狩り向けマリンシューズをピックアップ。以下の観点で選んでみました。
・フィット感◎で長時間履いても疲れにくいモデル
・価格も手ごろでコスパが高いアイテム
1. ポンタペス マリンシューズ
海辺や干潟でも安心して歩ける、アウトドア初心者にもやさしいマリンシューズ。柔らかいネオプレーン素材が足をやさしく包み込み、長時間履いてもストレスを感じにくい設計です。
ソールには厚みがあり、貝殻や石の上を歩いても痛くなりにくいのがポイント。潮干狩りのように「しゃがんで移動」を繰り返すシーンでも、しっかりグリップしてくれるので安心です。
2. ヘレイワホ マリンシューズ
見た目も機能も両立したい人にぴったりの水陸両用シューズ。ウェットスーツと同じ素材(ネオプレーン)を使っているので、水に濡れても冷えにくく、足全体をやさしく包んでくれます。
足裏にはグリップ力のあるラバーソールを採用し、濡れた岩場や干潟でもしっかり踏ん張れる安心感。足首まですっぽり覆うデザインなので、脱げにくく、泥や砂も入りにくい仕様です。
潮干狩りはもちろん、SUPやシュノーケリングなどのマリンスポーツにも使えるマルチタイプ。シンプルで落ち着いたデザインなので、年齢問わず使いやすく、アウトドア好きには1足持っておきたいアイテムです。
3. リーフツアラー マリンシューズ
水中でも安心感がほしい人にぴったりの一足。足の甲からかかとまでしっかり包み込み、フィット感が高いため、水中で脱げる心配がありません。
足裏には厚みのあるラバーソールを採用しており、貝殻や小石からしっかりガード。マリンスポーツ向けに作られているだけあり、潮干狩りでも信頼感は抜群です。
子供用おすすめマリンシューズ3選
ここからは、子ども用におすすめの潮干狩り向けマリンシューズをピックアップ。以下の観点で選んでみました。
・マジックテープ付きで脱ぎ履きしやすい
・カラーバリエーションも豊富で子どもも喜ぶデザイン
1. リーフツアラー キッズモデル
小さなお子さんでも自分で脱ぎ履きしやすい、広めの履き口とマジックテープ仕様が特徴。シューズ全体が軽く、濡れても重たくならないので、歩き疲れにくい設計です。
干潟での遊びに夢中になっても足元をしっかり守ってくれるので、親御さんも安心。見た目もかわいらしく、子どもウケもばっちりです。
2. AQA ジュニアスノーケリングシューズ
がっちりタイプを探しているならこちら。かかとまで包み込むデザインで、ずれにくく安定感があります。
しっかり厚みのあるソールは、岩場や硬い砂地でも足裏をしっかり保護。潮干狩りに慣れてきた元気なお子さんにぴったりの、アクティブな一足です。
3. new balance『YO208』キッズサンダル
「走りたくなるマリンシューズ」と言っても過言ではないほど、軽さとフィット感に優れたモデル。かかと部分までホールドする構造で脱げにくく、サンダルなのに砂が入りにくい設計が秀逸です。
通気性がよく、濡れても乾きが早いので、お出かけの帰り道も快適。見た目もおしゃれで、普段使いにも◎です。
安全な潮干狩りのために
裸足にもメリットはありますが、安全性を優先するならマリンシューズの着用をおすすめします。
楽しい潮干狩りも、足元の装備が不十分だとケガのもとになってしまいます。マリンシューズを履くだけで、ぐっと安全性が高まり、快適に過ごすことができます。
「どうせ濡れるから…」とあなどらず、しっかりと準備して、家族みんなで楽しい潮干狩りを満喫しましょう!
<藤田浩平/TSURINEWS編集部>