「映画化への熱い想い」を綴るケイト・ウィンスレットによるインタビュー映像解禁『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』
映画『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』で主演・製作総指揮を務めたケイト・ウィンスレットのインタビュー映像が到着した。
権利を勝ち取ったパイオニア
本作でケイトが演じたのは、映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』主人公のモデルにもなった実在の女性報道写真家、リー・ミラーだ。
『シビル・ウォー』では、キルステン・ダンスト演じるリーが、激しい戦闘が行われる真っ只中に突っ込んでいく姿が強烈なインパクトを与えていたが、それは決してフィクションに留まらない。
実際のリーも、第二次世界大戦下、戦争の最前線でカメラを通して真実を訴え続けた偉大な報道写真家として名を刻み、さらにそれだけでなく、当時女性が行くことが許されていなかった戦争の最前線で活動する報道カメラマンとしての権利を勝ち取ったパイオニアでもあるのだ。
マン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら、錚々たる天才たちを魅了した彼女は、トップモデルから写真家へと転身。“真実を伝えたい、撮られるのではなくて”という想いに突き動かされ、多くの犠牲を払い、傷つきながらも声を挙げることを恐れず、歴史に残る衝撃的な事実を写した多くの写真を記録している。
難しい今の時代を生きる若者、女性たちの正しい道しるべ
さらに「リーは当時よりも、今の時代の感性で生きていた。“時代を先取りしていた”ではもはや足りない。時代を間違えて生まれたと思えるくらい、リーは今の時代に合っている」と、リーという女性の生き方に想いを馳せ、行動力とエネルギーに溢れ、どんな困難にも立ち向かう力強さを持ったリーを心の底から尊敬しているケイトの様子が映し出される。
アカデミー賞®をはじめ、数々の映画賞に輝くハリウッドのトップランナーであり、世界屈指の名女優として輝かしいキャリアを誇るケイト・ウィンスレット。
ケイト自身も自ら声を挙げ、多くの人々を勇気づけてきた立場であるが、そんな彼女をもってしても、敵わないと思わせてしまうリー・ミラーの魅力とは。
映像内では、映画を通し「難しい時代で生きている女性、特に若い女性たちには目標となる尊敬できる人が必要なの。正しい道を示してあげる、声の上げ方を教えてあげる、それこそがリー・ミラー。本当に頭が上がらない」と現代を生きる若者たちへ、そして女性たちへ向けた想いを伝える、ケイトの貴重なインタビューが到着した。
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』は5月9日(金)TOHOシネマズシャンテほかROADSHOW