長津田駅に献血バス登場 地域住民に協力呼びかけ
献血ルームがない横浜市緑区において、献血バスによる献血活動が年数回実施されている中、このほど、長津田エリアで初めて長津田駅への献血バスの配車が決定した。これにより、これまで献血会場がカエデウォーク長津田、中山駅、緑区役所の3カ所に限られていた緑区に、新たな献血の機会が創出される。
献血バスが来るのは、5月31日(土)。長津田駅北口のバスロータリーに停車し、午前10時から正午、午後1時30分から4時までの間、献血を受け付ける。同会場で献血に協力した人には、通常の記念品に加え、歯みがき粉のプレゼントもあるそうだ。
協力者が不足
現在、神奈川県内では医療機関で使用される輸血用血液製剤の供給量が増加の一途を辿っており、献血者の確保が喫緊の課題となっている。特に、高齢化による輸血患者の増加や手術件数の増加、在宅医療での使用量増加など複数の要因が重なり、赤血球製剤の供給量は過去15年間で15%も増加し、2024年度の供給量は過去最高を記録している。
神奈川県赤十字血液センターによれば、神奈川県内の献血バスでは、5月22日時点で必要な献血協力者数に対し、約366人分(400ミリリットル献血換算)が不足している状況だという。「長津田エリアは、今後の献血事業を支える若い世代やファミリー層も多いため、長津田駅周辺にお住まいの方々や長津田駅に立ち寄る方々に献血へ協力いただければ」と同センターでは呼びかけている。
献血の事前予約も可能で、献血実施時間の3時間前まで受け付ける。予約はフリーダイヤル0120・80・9995(平日午前9時〜午後5時)、または献血Web会員サービス「ラブラッド」からも可能だ。