府内城近くに本格的な握り寿司を楽しめる店がオープン【別府その寿司】
本格的なお鮨が楽しめる店をお探しの方、また大分県ならではの美味しいお鮨を気軽に食べられる場所を探しているという方。
そして、熟練の職人さんが目の前で握ってくれるお鮨をお腹いっぱい食べてみたい!という方。
今回はそんなみなさんに、2024年7月29日大分市城崎町にオープンした『別府その寿司』をご紹介します。
場所
『別府その寿司』が店を構えるのは、大分市城崎町2丁目にあるビルの一角。
以前、ミシュランの星を獲得した懐石料理レストラン「お食事処 ひらまつ」が入っていた場所で、店舗入口からは府内城を望むことができます。
(※「お食事処 ひらまつ」は「御料理 平松」として2024年6月8日より同じく城崎町2丁目に移転オープンしています。)
大分駅からは車で5分ほど。中央通りを府内城方面へ進み、大分中央警察署前交差点を右折。
城崎司法合同事務所の入るビルから大分県庁方面へもう一度右折し、50mほどの場所にあります。
道路沿いにあるP&Cビルディングには、『別府その寿司』の看板が出ています。
階段を上がった場所の中央に位置する店が『別府その寿司』です。
『別府その寿司』について
『別府その寿司』を営むのは、別府市鉄輪出身の園(その)重太郎さん。
店名は、15年ほど前まで叔父さんが別府市北中で営んでいたという寿司屋の名前を引き継いでいます。
熟練寿司職人でもある園さんは「地のものを、その土地の味で、肩肘はらずお腹いっぱい食べられる店にしたい」という思いから、大分県産の鮮魚を中心に仕入れ、シャリや醤油、玉子焼きまで大分県の味覚・特性に沿ったものを提供している他、"本格握り寿司おかわり自由コース"など誰もが心ゆくまでお鮨を堪能できるコースを用意しています。
店内
店内は、明るく落ち着いた空間となっており、カウンターに8席。
お座敷に2間(8席)用意されています。
またお座敷は堀座卓となっているため、足や腰に不安を抱える方もゆっくりと食事を楽しむことができるようになっています。
カウンター奥にはオープンを祝うお花などがたくさん届いていました。
メニュー
『別府その寿司』には、コース2種と、テイクアウトメニューがあります。
季節や日によって変わりますが、関アジ、関サバ、カボスブリなど、大分県産の鮮魚を中心とした握り鮨が提供されています。
また、お酒やソフトドリンクなど飲み物も豊富に揃えられています。
大分県のお酒も多く取り揃えており、気に入ったお酒はキープもできるということです。
コースの予約は食べログ、InstagramのDM (@beppu_sonosushi)、電話(080-4916-8948)にて、前日の16時までにお願いします。
テイクアウトについても、Instagram又は電話にて同じく前日16時までの予約が必要です。
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ゆっくりお食事を楽しみたい方におすすめ!「おまかせコース」
1つ目のコースは、時間を気にせず、ゆっくりお食事を楽しみたい方におすすめの「おまかせコース(10000円/税込11000円)」です。
「おまかせコース」は、おつまみが3〜4種、握り寿司が8〜10種。デザートがついています。
鮨ネタと同様に"おつまみ"も、日又は季節によって変わるそうで、この日はお刺身、烏賊の柔らか煮、琉球、茶碗蒸し、赤だしの汁物を出していただきました。
小鉢の魚も、お鮨として提供するものと同じクオリティのものを使っているということで、お刺身も琉球も新鮮な魚特有のプリプリとした弾力のある身がたまりません。
また、"地のものを、その土地の味で"という店主園さんの思いから、九州・大分県民に馴染み深い甘めの醤油が使われているため、初めていただいたのに、どこか懐かしくホッとする味でした。
これはもう、お酒に手を伸ばさずにはいられませんよね。
『別府その寿司』は、効率や生産性ではなく素材や製法にとことんこだわり、美味しさだけを追い求めた"サントリー醸造家の夢のビール"「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム(900円/税込990円)」の取扱店。
"おつまみ"に合わせた1杯目は、こちらのビールがおすすめだということです。
さて、"おつまみ"を楽しんだ後に登場するのは主役の"お鮨"です。
カウンター席を選んだ場合は、店主が目の前で寿司を握り、一貫ずつ提供してくれます。
また、箸でいただいても手で食べても良いように、おしぼりの他に"指ぬぐい"も出してくれます。自分の好きなスタイルでお鮨を楽しむことができる配慮も嬉しいですね。
今回はお座敷席を選んだ方と同様に、全てお皿に乗せていただきました。
この日は美しいお鮨がずらりと11貫。
カボスヒラ、本鮪大トロ、ヒラマサ、シマアジ、湯布院サーモン、関アジ、関サバ、関イサキ、姫島産車海老、雲丹手巻き、穴子と…見ているだけで幸せになるラインナップです。
関アジ、関サバ、関イサキは、佐賀関から直接仕入れたもの。
それ以外の魚も、店主の園さんが毎日吟味しているということで、味も鮮度も抜群です。
カウンターに座った方は、そんな新鮮な魚を捌く際、種類によって使い分けているという包丁にも注目してみてくださいね。
ネタだけではなく、海苔にもこだわっています。
この日の雲丹手巻きは、艶が良く、しっかりとした風味と香りが特徴的な愛知県産知多のり。
穏やかで優しい店主の園さんに話を伺いながらお鮨楽しめるのも、カウンター席の醍醐味です。
また先にご紹介した通り、シャリや玉子焼きは甘めの馴染み深い味つけがされており、一度食べ始めると止まらなくなってしまいます。
そんな美味しいお鮨に合うお酒としておすすめなのは、"世界5大ウイスキー"の原酒をブレンドして造られた「碧Ao」を使った「プレミアムハイボール 碧Aoハイボール(1000円/税込1100円)」。
華やかな香りと淡いスモーキー感を持ち、すっきりと軽やかに飲める「碧Aoハイボール」は、お鮨の美味しさを更に引き立ててくれます。
「おまかせコース」のラストにはデザートも。
この日はシャインマスカットが添えられたりんごのシャーベットが、美味しい食事の最後を飾ってくれました。
「おまかせコース」の時間は、18時から22時。ラストオーダーは21時45分です。
席は、カウンター席とお座敷席から好きなお席を選ぶことができます。
心ゆくまでお鮨を堪能できる!「本格握り寿司おかわり自由コース」
もう一つのコースはカウンター席限定の「本格握り寿司おかわり自由コース 90分制(13000円/税込14300円)」。
"おつまみ"が3〜4種、"握り寿司"が10〜12種。最後にデザートがついています。
そして、なんとこちらはコース終了後、握り寿司がおかわり出来るんです!
園さんの「若い子たちも気負わずに、お腹いっぱいお鮨を食べてほしい」という思いが形になった"本格握り寿司のおかわり自由コース"は、大分県下初の試み。
「本格握り寿司おかわり自由コース」は二部制で、1部が18時、2部が20時。いずれも一斉スタートとなっています。
席の時間は100分となっている他、一部貫数制限のあるネタもあるのでご注意ください。
大分市内からこの日初めて店を訪れたお客さんは「"おまかせコース"をお願いしたが、全てが美味しい上に、お腹いっぱいになる。特に関アジ、関サバが美味しかった。大満足です。」と話してくれました。
テイクアウト
『別府その寿司』ではお店でコースを味わうだけではなく、ご自宅でも美味しい握り寿司が楽しめるようにテイクアウトも行っています。
※写真は、「特上2人前(9000円/税込9720円)」です。仕入れの状況によって内容は変わります。
その他にも「特上1人前(4500円/税込4860円)」や「上1人前(3500円/税込3780円)」、「太巻き(2000円/税込2160円)」のテイクアウトがあり、お盆やお正月、県内外から家族が帰ってくる際などにもピッタリです。
アレルギーや苦手なものがある方は、テイクアウトもコースもご予約の際に伝えていただければ対応してもらえるということです。
人柄の良さが溢れ出る店主・園さんが営む『別府その寿司』。
みなさんも、肩肘はらずお腹いっぱい食べられる『別府その寿司』で、是非大分県の鮮魚を使った本格的な握り寿司や大分の味をお楽しみください!