千早川マス釣り場のローカルトーナメント『チハヤリエ杯』に参戦【大阪府】
3月下旬の土曜日に開催された千早川マス釣り場とルアーメーカーのヤリエとのイベントであるチハヤリエ杯第二回Tクランカップが開催された。私も参加をしてきたので、その模様をお伝えしよう。
千早川マス釣り場のローカルトーナメント
このローカルトーナメントはトーナメント初心者や女性、子供も参加できるイベントで使用できるルアーを縛る事で誰でも優勝する可能性がある大会だ。前回はヤリエのスプーンであるピリカ縛りのピリカップで、今回はクランクベイトのTクランカップとTクランカップjrのみが使える大会である。
今回は3月上旬よりエントリーが開始されて私も早々にエントリーしていた。今回はプロパーカラーに加えて自塗りやショップオリカラも使用OKである。
ローカルトーナメントと言ってもルールはその他の大会に準じるものである。今回は4人一組で上位2名が決勝トーナメントに進出する。予選は20分×2回で1回場所をローテーション、決勝は15分×3ローテーションとなる。
ルールはロッドが一人2本までで、釣ったニジマスをネットに入れて、ネットリングを全身が通過した時点で1匹となる。またフックが掛かっている位置はエラより前でないといけないという事が主なルールだ。
一般的なトーナメントと大きく異なるのは、審判がアドバイスをしたりルアーの交換を手伝ったりしても良いという事である。だから初心者でも敷居の低い大会となっている。
今回の大会は約30名。女性の方や中学生に加えてトラキンエキスパート戦進出の猛者も出場するという何とも凄い大会であった。
開会式~予選
当日は一日中雨予報であったが比較的気温は高い日であった。最初に千早川マス釣り場インストラクターでありヤリエスタッフの中野さんよりルール説明が行われ抽選番号の釣座に移動。私は後半組であったので審判スタートであった。
Nさんの審判が終わると、当日放流が入りリセットされた状態で試合開始。想定通り自塗りしたロッソカラーを使用して釣っていく。アタリが減ったら越トラオリカラのカフェコークのスローシンキングタイプで釣り前半は6匹で終了となった。
後半も場所移動してロッソカラーからスタートするも全員同じルアーでの釣りとなると流石にスレて来ているようで追いはすれど釣れない状況が続く。カラーチェンジしたり巻き速度に変化をつけても2バイト2バラシで結果予選落ちの負け組となってしまった。後半のノーフィッシュはかなり痛かった。
決勝戦~閉会式
負け組で12位以下の順位決定戦に入る事になった。ここからどれだけ粘れるかであるが、今までの状況からみて非常に厳しい。負け組は試合エリアの対岸道路側からの釣りで15分×3ローテーションの総釣果での順位決定となる。
入場順のくじで3番を引いたので一番自信のあった上池の西端の場所をセレクト。ここで数を稼いでおきたいが……。スタートは自塗りロッソカラーを使用するも、流石に同じルアーが20数個通されているのでスレている具合は計り知れない。
直ぐにスローシンキングのカフェコークにチェンジして極力ゆっくりと引いてアピールする作戦に変更。すると数投目にヒット。無事にネットに入れる事が出来た。しかし、すぐに1ローテ目が終了。2ローテ目、ヒットはするもバラシ連発でノーフィッシュ。最終の3ローテ目は手前まで追って来た個体が上手くヒットしてくれて1尾で合計で2尾であった。
お昼過ぎに競技は終了して表彰式へ。1位は初参戦の方、2位は女性の方で良く来られているTさんであった。私はというと、負け組に入り20位タイという結果であった。あの1匹が取れていればと思うが、そこは勝負の世界。まだまだトラウトの大会には慣れないが回数をこなして平常心で挑めるようにしたい。
表彰式の後は順位の並びでルアーセットやキャップなどが貰えるので私はスプーンのセットを頂いた。参加賞も含めるとエントリー費以上の景品が貰えるのは非常に嬉しい。
試合後のアフターフィッシングは上池のフライ側でも出来るという事で普段は出来ない場所からの釣りを楽しんだ。しかし折からの雨で終了時刻には全身がずぶ濡れ状態となったが、ちょっとピリリとしたローカルトーナメントを楽しむことが出来た。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>