神戸ビーフと兵庫の野菜・お米を堪能!三宮『神戸プレジール本店』のステーキランチ 神戸市
地形や気候の多様性に富み、豊かな自然と歴史に恵まれた兵庫県は、肉・魚・農産物など、あらゆる特産品がそろう“食の宝庫”。なかでも「神戸ビーフ(神戸牛)」は、世界にその名を知られる、日本を代表する食材のひとつです。
神戸ビーフを味わうなら、どのお店を選ぶか―。その答えは人それぞれだと思います。
今回訪れた『神戸プレジール本店(KOBE PLAISIR)』(神戸市中央区)は、記者が「観光客だけでなく、地元・神戸や兵庫県の方にこそ足を運んでほしい」と感じたお店。JA全農兵庫の直営レストランだからこそ実現できる、“兵庫の恵み”を存分に楽しむステーキランチを紹介します。
「兵庫の食を、国内外のお客様へ」。そんな想いを掲げ、2008年にオープンした同店。一歩足を踏み入れると、落ち着いた照明と上質なインテリアに包まれた、洗練された大人の空間が広がります。
今回は、神戸ビーフのステーキに、スープやサラダが付いたプレートランチをいただきました。
試食の前に、料理長によるステーキの焼き上げを見学させてもらうことに。
神戸ビーフは「但馬牛」の中で特定の基準をクリアした牛だけが名乗れるブランド名で、うま味成分であるオレイン酸やイノシン酸が他の牛よりも多く含まれているのが特徴であり、魅力なのだそう。
焼きたてを、熱いうちにいただきます。料理長曰く、「軽く塩コショウをしてあるので、まずは何もつけずに召し上がるのがオススメです」とのこと。
二切れ目からはお好みの調味料で。用意されているのは、手作りの「ポン酢(薬味付き)」や、白味噌をベースに玉ねぎやニンジンを加えた自家製の「ステーキソース」。
さらに、園田学園大学の学生とコラボした「香味味噌」(6月限定/通常は神戸ワインを使った粒マスタード)、まろやかな旨味が特徴の「竹炭塩」と、バリエーションも豊富です。
一切れごとに、「次はどの味で楽しもうか」と迷う時間すら、幸せでした。
ここからは、ステーキ以外のコース料理も紹介。同店では、県内のJA直売所と連携したフェアを毎月開催しており、スープやサラダ、焼き野菜には、それぞれの直売所から届く旬の野菜がたっぷり使われています。
お店の支配人である米澤さんの「当店は野菜もメイン食材のひとつとして力を入れています」という言葉の通り、お肉にも引けを取らない存在感で、野菜が持つ濃厚な味わいに魅了されました。
フレッシュサラダには13種類の野菜を使用。彩り豊かで、みずみずしく、濃厚な味…。旬の恵みを文字通り五感で楽しめます。
ご飯やお味噌も、もちろん県内産。この日は三田市産のコシヒカリと、丹波黒大豆味噌のお味噌汁でした。
神戸ビーフを扱うレストランは数あれど、ここまで多角的に“兵庫の恵み”を味わえるお店は、そう多くないはず(ディナータイムには魚料理も提供)。冒頭で「地元の人にこそ行ってほしい」と書いた理由が、まさにここにあります。
「兵庫県に住んでいても、県産食材を日常的に食べるのはなかなか難しい。だからこそ、“自分のふるさとにこんな美味しいものがあるんだ”と感じてもらえたら嬉しいです」と話す支配人。
食を通じて地域に誇りを持つ。そんな素敵な時間を同店で過ごしてみてはいかがでしょうか。
場所
JA全農兵庫直営レストラン 神戸プレジール本店
(神戸市中央区下山手通2丁目11番5号 ホテル ザ・ビー神戸 1F)
営業時間
ランチ 11:30〜15:00(L.O.14:00)
ディナー 17:00〜22:00(L.O.21:00)※日曜日は17:00〜21:30(LO.20:30)
定休日
月曜日
駐車場
なし(近隣にコインパーキングあり)