KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』が開幕 福田転球、安藤玉恵らのコメント&舞台写真が公開
2025年2月8日(土)KAAT 神奈川芸術劇場<ホール> にて、KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』が開幕し、舞台写真&コメントが公開された。
本作は、芥川賞受賞作家・火野葦平が自身の両親をモデルに描いた躍動感あふれる長編小説『花と龍』を原作とした舞台。玉井金五郎という男とマンという女が出会い、信念に沿って、逞しく、麗しく生き抜く様、そして二人を取り巻く様々な人物との人間模様をスリリングに描いた物語だ。
齋藤雅文が脚本、長塚圭史が演出を務め、玉井金五郎を福田転球、妻・マンを安藤玉恵が演じるほか、松田凌、村岡希美、稲荷卓央、 北村優衣、森田涼花、成松修、新名基浩、大鶴美仁音、坂本慶介、北川雅、山内圭哉、長塚圭史、大堀こういち、など出演。
本作は2月22日(土)までKAAT 神奈川芸術劇場<ホール>にて上演。その後、富山・兵庫・福岡でも行われる。
演出・出演:長塚圭史 コメント
4年ぶりのKAAT神奈川芸術劇場と新ロイヤル大衆舎のコラボレーションがいよいよ幕を開けました。今回はとにかく劇場内がかなり特別なことになっていますので、この楽しさ、美味しさ、賑わいを体験しに来ていただきたいです。そしてもちろん日本の演劇を明るく照らそうと立ち上がった新ロイヤル大衆舎らしく、今回もお客様のイメージを最大活用して世界を立ち上げていきます。『花と龍』は新しい時代がいよいよ幕を開けようという明治後期の北九州が舞台。猛スピードで新しい価値観が押し寄せる現代と重なります。理不尽な世界の中で美しく生きようと足掻く金五郎とマンの荒々しくも清らかな奮闘を是非劇場でご覧頂けたら嬉しいです。いや、それにしても舞台上の屋台が楽しいですからとにかく劇場へ来てみてください!
出演者コメント
■福田転球
初日終わって疲れました。ただ、お客さんの拍手と楽しんでくれているんじゃないかな、というのが伝わってきまして、やれてよかったなと。そして、みんないろんな役をこなしておりますので、苦労も伝わっているんじゃないかと思います。まだまだ公演は続きますが、ぜひともこの劇場に来て体感していただきたいです。
素晴らしいですから、屋台のお店の人たちも本当に頑張ってくれていますから、ぜひともKAAT神奈川芸術劇場にいらしてください。頼みます!
僕も頑張りますので、皆さんも来てね。ありがとう!
■安藤玉恵
『花と龍』の幕が開きました。長塚さん演出のもと、あたたかい稽古場でみんなで作り上げてきた舞台なんだと改めて思います。お客様の前で言ってみると、齋藤先生が書かれたセリフの一言一言に『花と龍』という刻印が刻まれてるかのような錯覚になりました。山内さん作曲の音楽も心地よいです。そして、食べたり飲んだり出来る屋台もあります。芝居小屋体験をしにいらしてくださいね。転球さん演じる金五郎を追いかけて、20ステージ一生懸命やろうと思います。
■松田凌
舞台『花と龍』遂に開幕いたしまして、稽古期間からなんて演劇に愛がある場所なんだろうと僕自身思っていました。そんな新ロイヤル大衆舎のみなさま、そしてKAAT神奈川芸術劇場さんの下、賑わいが各都市に訪れると思います。こんな祭りのような本作、見逃すとみなさま損をしてしまうと個人的に思っています。ぜひともこの劇場に明るい希望を探しに来てください。その答えがきっと舞台にあるはずです。よろしくお願いします。