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リアルウォーターマンが愛用する実用時計とは?

Dig-it[ディグ・イット]

リアルウォーターマンが絶大な信頼を寄せる腕時計はシンプルな見やすさと耐圧・耐水を極めた国産ダイバーズウォッチ。ベゼルや風防に刻まれた無数の傷が、その生き様と愛用歴を無言で物語る。

仕事にも遊びにもハマるのはシンプル&タフなダイバーズウォッチ。

サーファー・内藤伸幸さん|1964年生まれ。東京都出身、神奈川県在住。大学時代は水泳のインストラクター、消防庁入庁後は20年以上にわたり水難救助隊に従事。現在は消防艇の船長を務めている。趣味はサーフィンをはじめ、スキューバダイビング、カヤック、ヨット、釣り、スキーなど、四季折々のアウトドアスポーツに親しむ

湘南在住のサーファー、内藤さんが40年にわたり愛用しているのがセイコーのデイデイト付き空気潜水用防水ダイバーズウォッチだ。1979年に発売開始されたこのセイコー初のクオーツダイバーモデル(現在は廃盤)は、当時はまだ恋人だった奥様が、内藤さんの20歳の誕生日に贈ってくれたものだそう。

「その頃、趣味でスキューバダイビングをやっていたこともあってこれをプレゼントしてくれたんです。すごく嬉しくて、就職してからは仕事でも潜水するようになったので毎日これを着けて潜っていました。電池とラバーのバンドはもう何回取り替えたかわからないし、2年に1回はオーバーホールと耐圧検査もして、ずっと大切にしています」

いちばんの趣味のサーフィンのときだけはその頑丈さゆえ「サーフボードに当たるとボードの方が壊れてしまうから」着けなかったが、それ以外は毎日の仕事に加え、冬はスキー、夏はダイビング、ヨット、カヤックとプライベートのアウトドアスポーツシーンでもガシガシ愛用してきた。おかげでベゼルも風防もすっかり傷だらけだが、故障は一度もなく、今なお現役で活躍中だ。

「だんだん歳を取ってきて、デスクワークが増えてからはアップルウォッチなんかも使うようになりましたけど、時々ふっとこれを持ち出して着けたくなるんですよね。途中、メタルのバンドに替えて遊んでみたりもしましたが、やっぱりこのブラックのラバーのバンドがいちばんしっくりきます」

40年か、こんなに長く一緒にいるとは思ってなかったなぁ。そう言って笑いながら、人生のバディであるこの時計と奥様とともに歩んできた時を振り返った内藤さん。

「ハタチで手にして、今年で還暦。ここからさらに死ぬまで使えるように、もう一度、本格的にオーバーホールしようと思っているところです」

行きつけのサーフショップ「Shopmy CREW」にて。休日は波があればサーフィン。アフターサーフにはここに立ち寄り、仲間たちと寛ぐ

リアルウォーターマン内藤さんの愛用時計。

デイリーユースはSEIKOのダイバーズウォッチ(左)。レザーバンドの時計が欲しくて10年ほど前に購入したDIESELの時計はタウンユースに。深い海のようなブルーの文字盤が気に入っている(右)

ブラックのマットダイヤルに大きめの夜光インデックスと針。暗闇や深い海の中でも視認性の良いデザインが重宝してきた。

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