「ネガティブな自分」より「ポジティブな自分」が圧倒的に好きな理由
潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。
年齢を重ねる毎に楽になる生き方
昨年の夏頃から続いていた”心の鎖国”が終わったように感じる。
意識的に何かをしていたわけではないけれど、やはりこの期間は人と積極的に会おうとしていなかったなぁということが、最近になってよくわかる。
長く生きていれば、そんなこともある。そうだったんだなぁということは感じるけど、その理由まで考えることはしない。
これも、年齢を重ねて得た良いことのひとつ。
「受け入れる」「肯定する」。この2つのことが、若い頃はなぜか苦手だった。
パワーが有り余っていたからなのか、素直さが今ほどなかったのか……。理由もわからず苦手だと思っていたことを、抵抗せず身につけたら生きるのが楽になった。
生きるのが楽になる技をどんどん習得していくことが、歳を重ねるということなんだと私は思っている。
長く生きるほど生き辛さが増しているという人は、「生きること」をより濃く感じたい人が敢えて選んでいる生き方なのかもしれない。
心の鎖国が明けて感じた幸せ
ここ1ヶ月ほど、人と会う約束が増えてきた。
懐かしいメンバーとの飲み会もそうだし、その会をきっかけに参加していたメンバーと個別に連絡を取るようになったり、本当に久しぶりにランチの約束をした人もいる。
止まっていたものが少しづつ動きだした感じがある。無理にスピードをあげたりせず、自然な流れに乗ってみようと思っている。
「人と会わないことにしています」。なんてことを報告していたわけではないけど、あの時期は友人からの連絡も減っていた。かと思えば、「鎖国が終了しましたよ~」と言ったわけでもないのに、「開いたな」と自覚した頃から自然と友人からの連絡も増えた。
これも一種の引き寄せなのだろう。
そうして、久々に会うことになる人たちは、会うと驚くほどにパワーをくれる。気づかぬうちに抜けていたパワーを、ただ同じ時間を過ごすというだけで満たしてくれる友人たちには感謝しかない。
特別に何かをするわけでもない時間を友人と過ごした帰り道、自然と笑みがこぼれて、心の底からワクワクした気分になれる。
会いたいと思う人、会おうと連絡をくれる人がそういう人ばかりなのはとても幸せなことだ。
そんな話を久しぶりに会った友人にしたら、「相変わらず、幸せを連発するね(笑)。こんなに幸せって言う人、他に知らないわ」と言われた。
”うれしい”や”幸せ”を見つけるのがうまくなった
若い頃の私は、不幸や辛い、悲しいことばかりを見つけて落ち込んでため息をついて生きていた。特技の欄に書けるのでは? と思うほど、それがうまかった。
でも、本当はうれしいと幸せを見つけるのがうまくなりたいと思っていた。
そして、年齢を重ねながらそれを身につけることができた。だから私は、幸せやうれしいを見つけたり、感じたりするたびに言葉にするしコラムに書いて発信する。
植物に、きれいな言葉をかけるときれいな花が咲き、汚い言葉をかけ続けると枯れるという話がある。
実際にやってみたことはないけども、ライターという職業柄、言葉にはそれだけの力があるということを理解しているつもり。だから私は、ポジティブな気持ちや言葉の発信を続ける。
なぜなら、ポジティブな言葉の発信は、自分のまわりの空気をきれいにするような作用があると思っているし、ネガティブの塊だったあの頃の自分より、「幸せ~」「うれしい~」が溢れ出てくる今の自分が大好きだから。
潜在意識インタビュアーkaho/ライター