モーリス・ベジャール・バレエ団 2024年日本公演の詳細が発表
モーリス・ベジャール・バレエ団 2024年日本公演の詳細が発表となった。
バレエから古い装飾をはぎ取り、多様な音楽と題材を融合させて、生と死を見つめる現代人の芸術として創作した天才振付家、モーリス・ベジャール。その舞台はバレエ・シーンに革新をもたらし、世界中の観衆を魅了してきました。日本では1967年の初来日以来、瞬く間に感性の鋭い人々の注目を集め、ブームを巻き起こした。2007年にベジャールが惜しまれて没した後は、長年ベジャール・ダンサーとして活躍したジル・ロマンが師の志を受けて芸術監督に就任。2024年3月からはジュリアン・ファヴローが暫定的にその任を引き継ぎ、ベジャール・レパートリーとともに、現代人に響く新たなダンスを上演している。
3年ぶり19度目となる今回の日本公演では、Aプロで世界的ロック・バンドのクイーンの音楽を使って大ヒットを飛ばしてきた「バレエ・フォー・ライフ」を、Bプロでは不朽の傑作「ボレロ」をはじめとして、大作「マルロー、あるいは神々の変貌」から抜粋されたデュエット「2人のためのアダージオ」、ストラヴィンスキーの「ヴァイオリン協奏曲ニ調」に振付けた「コンセルト・アン・レ」という珠玉のベジャール作品に、前芸術監督のジル・ロマンがコロナ禍の下で踊る喜びを表現した「だから踊ろう…!」を加えた全4作を上演する。
ブライアン・メイ(クイーン) メッセージ
この素晴らしい機会にもう一度、僕たちのファンと友人の皆さんに「バレエ・フォー・ライフ」を観ていただきたいと願っています。もっとも大胆なバレエのクリエーターであり、今なお惜しまれる偉大な友、故モーリス・ベジャールが、モーツァルトとクイーンの曲をめぐり創り上げた、信じられないほど独創的なバレエ作品を。