Yahoo! JAPAN

【八王子市】八幡上町商店街くらま会 「八幡神楽」 6年ぶり復活 お囃子とオペラ・DJ共演

タウンニュース

チラシを手にする八幡上町商店街くらま会のメンバー

山車やお囃子といった伝統文化にダンスやDJなどの現代的な息吹を吹き込む革新イベント「八王子おもひで写真街道・八幡神楽」が、11月22日(土)と23日(日)に八幡町の駐車場コムパーク八幡町第2(八幡町8の3)を会場に6年ぶりに開催される。主催は八幡上町商店街くらま会(中野智行会長)、八幡上町町会が協力。入場無料。

このイベントは、地域の祭りやお囃子が「身内だけの自己満足」に陥っている近年の状況を打破しようとくらま会が企画。伝統の核は守りつつ、届け方を現代に沿う形に変えることで新しいファン層を獲得することをコンセプトにしている。2019年にお囃子を現代音楽やダンスなどとコラボさせた1回目の「八幡神楽」を開催し、一定の手応えを得たが、翌年から始まったコロナ禍で次回を開催できない状況が続いた。コロナ禍が落ち着いたことや、先ごろ同会で地元の山車について解説した冊子を発行したこと、そして今年が1915(大正4)年に八幡上町の山車を大改修してから110年の節目にあたることなど再び機運が高まってきたことを受けて、6年ぶりの復活を決めたという。

フラチナリズムタケウチさんも

「山車大改修110周年記念祭」と題し行われる今回の八幡神楽では、会場に八幡上町の山車を引き出し、その囃子台や山車の前の特設ステージで、お囃子とコラボしたオペラ歌唱やベリーダンス、DJプレイ、ジャズピアノ演奏などを披露する。さらにフラチナリズムのタケウチカズヒロさんによるベース演奏とのコラボ、八王子芸妓衆の舞や下原刀研究会による抜刀披露なども。

また23日の午後1時50分からは、くらま会の「祭り好き」代表と「そうでもない側」代表としてご当地YouTuberでもある中野会長による「山車トークショー」などのユニークな企画も予定されている。フィナーレには参加者で多賀神社まで山車を引く「山車曳き回し」も行われる。

同会では「通常ならありえないようなコラボがいっぱいの見て聞いて楽しいイベント。お祭りが好きな人もそうでない人も、ぜひ足を運んで伝統文化の新しい発信の形を体感してもらえれば」と来場を呼びかけている。

22日は午後3時から8時まで、23日は午前10時30分から午後2時30分まで。タイムテーブルなど詳細は同会の公式FacebookやHPで確認を(「八幡上町商店街くらま会」で検索)。

【関連記事】

おすすめの記事