人生で初めての「焼肉きんぐ」が競技すぎてビビった! 100分1本勝負の食べ放題バトル開催ッ!!
どうやら『焼肉きんぐ』が流行っているらしい。運営元は「丸源ラーメン」などと同じ「物語コーポレーション」だとロケニューに書いてあったが、残念ながら私はどちらの店にも訪れたことが無い。
理由は後述するとして、そんなに流行ってるならちょっと行ってみたい! ……と軽い気持ちで焼肉きんぐに出かけたところ、注文と同時に「100分1本勝負の食べ放題バトル」のゴングが打ち鳴らされたのである。
・意外とあった
私が焼肉きんぐや丸源ラーメンを利用したことが無い理由は明確で、ズバリ、近くにないから。どちらもロードサイド店が多いらしく、シティボーイの私の生活圏とはほぼ被っていないのだ。
ただし『焼肉きんぐ』も「丸源ラーメン」も噂はちょいちょい小耳に挟んでいた。ならばと店舗を調べてみたところ、焼肉きんぐは池袋や浅草、吉祥寺などにも店舗があるようだ。お、意外と近い。
正直『焼肉きんぐ』が食べ放題のお店だと知ったのも数日前のことだが、きっと話題になるには理由があるハズ。というわけで、鼻息をフンフン言わせながら人生初の『焼肉きんぐ』へと出かけることにした。
・1番人気は「きんぐコース」
で、到着したのは平日19時頃の焼肉きんぐ。都心からはやや外れた店舗を選んだが、店内は当然のように満席であった。やはり焼肉きんぐは相当人気があるお店らしい。
しばし待ってから着席して、今回は1番人気だという「きんぐコース」をオーダー。価格は3608円で、なんと小学生は半額、幼児に至っては無料だという。あらー、子連れの親御さんが多かったワケだ。
……なんて思っていたら、オーダーと同時に100分の食べ放題がスタート! ラストオーダーは20分前とのことなので、80分間にわたり食べ放題メニューを注文できるというワケだ。
・マジか
『焼肉きんぐ』はセルフ式ではなく注文式の食べ放題なので、サッサと注文するのが攻略のコツなのだろう。……が、実際にはそうは問屋が卸さなかった。なぜなら……
メニュー数がハンパねぇぇぇぇえええ!!!!!
きんぐコースで注文できるのは「五大名物」を皮切りに「期間限定メニュー」「裏名物」「背徳にんにく焼肉」「ほりにし焼肉」などなど超レパートリーが豊富。これに通常の焼肉やご飯もの、さらにはデザートまで加わるのだ。
初めての焼肉きんぐならば色々食べたい! せっかくだもの!! ……が、目移りせざるを得ない! 結局最初の注文にそれなりの時間を費やしてしまったため、華麗なスタートダッシュを決めるには至らなかった。
・わんこそば級
ただし、それを取り戻すかの如く料理がすぐに提供されるのが最高! オーダー制の食べ放題は料理が来ないと不安になるが、焼肉きんぐは単なるマッハ。100分間「もう来たの!?」と何度も驚かされた。
で、肉の方もきっちりウマい! 「これまで食べた中で最高の肉!!」とは言わないが、きっちり焼肉である。むしろ価格や食べ放題であることを考えれば、かなり上等なのではないだろうか?
さらに言うと「超厚切り」「超薄切り」「ポン酢」「ガリバタ醤油」等々、肉を様々な方法で食べさせようと工夫が見えたところは好印象。スタンダードからオリジナルまで、メニューは実に幅広いラインナップと言えよう。それゆえに……
超せわしねェェェエエエエエ!!!!!
初めてだからこそあれもこれも食べてみたい! マッハで提供されるメニューを爆速で平らげ、また注文を繰り返す。そして刻々と減っていく制限時間──。え? 焼肉きんぐって競技なの? タイムアップの際の達成感は食事ではなく、完全に競技のそれだ。
・競技だった
結局、焼肉を中心にご飯ものや冷麺、スイーツなどにも手を出し、私の “人生初焼肉きんぐ” は幕を閉じた。味もコスパも最高だったが、最も心に残ったのは「せわしなさ」である。
もしかしたら2度目の焼肉きんぐはもう少し落ち着いて食べられるかもしれないが、初きんぐはマジで競技! というか、戦い!! 美味しい料理に煩悩と胃袋で向き合う、楽しい戦いであった。
せわしなさはエゲツなかったものの、人生初の焼肉きんぐは大満足! 「今度は娘を連れて来よう」と心に誓い、パンパンに膨れたお腹で家路に着いたのでありました。おしまい。
参考リンク:焼肉きんぐ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.