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「お腹がすいてしまうのはご了承ください」おいしい料理と食いしん坊たちとの旅が再び! 『とんでもスキルで異世界放浪メシ2』ムコーダ役 内田雄馬さんインタビュー

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

異世界に召喚された平凡な会社員のムコーダが得意の料理を振舞い、魔獣を仲間にして冒険の旅を繰り広げるアニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』(原作:江口 連、キャラクター原案:雅)のシーズン2が2025年10月から放送開始!

シーズン2でもネットスーパーを武器にムコーダが大活躍! 従魔にドラゴンのドラちゃん(CV.村瀬 歩)も加わり、よりにぎやかな冒険が繰り広げられます。

アニメの放送を記念して、主人公のムコーダを演じる内田雄馬さんに、シーズン1を振り返っていただきつつ、シーズン2の見どころ、そして今ハマっている料理などについて語っていただきました。

【写真】『とんでもスキルで異世界放浪メシ2』内田雄馬インタビュー

また素晴らしいアニメと空腹感をお届けできる喜び

――『とんでもスキルで異世界放浪メシ』のシーズン1を演じた感想をお聞かせください。

ムコーダ役 内田雄馬さん(以下、内田):ムコーダが料理をする時は、毎回、料理の過程をナビゲートしながら作っていくので、料理教室のような感じになるんですよね。でも料理の工程を丁寧に描いて説明してくれることで、完成までのワクワクが高まっていいなと思いました。

――シーズン1でムコーダが作った料理の中で、特においしそうだなと思った料理を教えてください。

内田:どの料理もおいしそうですが、肉料理が多かった気がします。この作品、お肉の汁感を表現するのがすごく上手なんですよね。そんな中、悩むところですが、第6話登場の「半熟トロトロロックバード親子丼」が好きです。アニメで卵の半熟感を表現するのは難しいはずなのに、すごくトロトロ感が出ていて……ヤバい! お腹がすいてきました。

――内田さんは公式プロフィールの趣味・特技に「料理」と書かれていますが、このアニメで登場した料理の中で実際に作ってみたものはありますか?

内田:YouTubeのMAPPAチャンネルで配信された「TVアニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』アニメ化決定!緊急特番」で実際に作った料理もあります。その中で作った生姜焼き(第1話で登場した「レッドボアの生姜焼き」)がめちゃめちゃおいしくて。

実はあまり生姜焼きを食べたことがないんです。定食屋さんにいっても、僕は大好きな唐揚げ定食を選んでしまうので。でも作った時に「生姜焼きはメイン料理としてもポテンシャルって高いな」と実感しました。

あとミートソーススパゲッティ(第3話登場の「挽き肉増量ミートソーススパゲティ」)は好きで、よく作ります。ミートソーススパゲッティって、個人的には家庭の味だと思うんです。パルメザンチーズも大好きで、トマトベースのソースにパルメザンチーズを好きなだけかける。僕自身もよく実家で作ってもらっていました。

たくさん話してしまいましたが、食べ物の話は一生できる気がしています。

――そんな本作のシーズン2の収録が始まった感想をお聞かせください。

内田:シーズン1が放送されたのが約3年前だったので、あっという間ですね。癒し成分の強いアニメで、僕らも収録していて心がほっこりしましたし、視聴者の皆さんからもそういう感想をいただいています。みんなこのアニメを観て温かい気持ちになったり、お腹を空かせてくれていたんだなと実感しました。そんな素敵なアニメをまたお届けできるのはとても嬉しいです。

――シーズン1は夜遅い時間の放送で、ネット上でも「飯テロだ!」という声がたくさん上がっていましたが、演じていたご自身はいかがでしたか?

内田:観ているとめちゃめちゃお腹が減りましたね。収録の時も料理監修のバックスさんで撮影した実際に料理する映像が入っていたのでまた刺激されて。Aパートが終わって休憩に入ると、ブースの外のスタッフさんから「うまそうだな! これ!」という声が聴こえてくるほど(笑)。みんなが楽しみながら作っている雰囲気を感じて嬉しくなりながら収録させていただきました。

――お腹が鳴ってしまわないか不安ですね。

内田:そうなんですよ。シーズン2も相変わらずお腹を空かせながら収録しています。

今シーズンではネットスーパーの威力が増していて、「こんなものまで!?」というものが出てきます。またムコーダは、召喚前は普通の一人暮らしの社会人だったので、一般的な家庭料理が多いんですよね。だからこそ「自分も作ってみようかな」と思わされたりして。ただ食材はワイバーンやキングトラウトだったりするので、そこは手に入れられる食材にしていただけるとありがたいです(笑)。

――一緒に冒険をしているメンバーは相変わらず食いしん坊ですか?

内田:フェル(CV.日野 聡)はより食いしん坊になっています。あとは神様達もすごいですよ。みんな心を一つにして「お供え物ちょうだい!」とムコーダを攻めてきます。神様の団体芸は必見です。

感情豊かなムコーダながらも何気ない会話を大切に、誰に対しても礼節を重んじる

――ムコーダを演じる上で意識している点やシーズン2になってムコーダの変化を感じた点はありますか?

内田:この役が決まった時、彼と同じくらいの年齢感だったので、世代的なシンパシーはありました。落ち着いているところは落ち着いているし、大人の部分を持っている人なので、そのあたりはセリフの中に感じられるようにというディレクションをいただきましたね。

今回はドラちゃんをはじめ、また新しいキャラクターがどんどん登場していきます。そのやり取りの中でムコーダの人間性が見えますが、基本的に誰に対しても気遣いながら対等にしゃべるのが彼の良いところなんですよね。何気ない日常の会話がこのアニメでは胆になっています。だからこそ、よりそこを大切にしたいですね。

――約2年半ぶりということで、収録で意識されたことや準備したこと、難しかった点などお聞かせください。

内田:これまでと同様に、台本をしっかり読み解きながら丁寧に演じることを心がけました。

――あとシーズン2でもムコーダが嬉しそうにしたり、デレっとしているシーンも観られます。

内田:ムコーダは感情表現が豊かなので、そこも観ていて楽しいです。また目の付けどころが違うというか、細かいところにも気が付きますよね。視聴者目線のような感じがいいなと思います。

――従魔のフェルやスイがいると自然としっかりする部分もあるような?

内田:異世界に飛ばされましたが、それまで自分が持っていた常識が通用する部分もあると感じているんじゃないかなって。女神たち、街の人たちへの接し方にも「相手に対してこんな言い方は失礼だな」とか「こう話したほうがいいな」など経験を活かしているなと思います。

フェルやスイは特殊な存在ですが、スイはかわいがりつつ、フェルに対してもいい関係性が築けているのは良いコミュニケーションを築けているからですし、信頼できる旅の仲間になっていると思います。

――今回、ドラちゃんがムコーダの従魔に加わることで更ににぎやかになりそうですね。

内田:掛け合いも楽しいです。作品のテンポ感の良さもありますが、フェルもスイもドラちゃんもみんな、思ったことを率直に言うタイプなので、ムコーダも気兼ねなく接することができるんでしょうね。あと全員に共通しているのは“食いしん坊”なので、おいしいものが好きという点でシンパシーを感じているのも大きいと思います。

――ムコーダにとってはドラちゃんが加わって、もう一人面倒を看る子供が増えた感じかも?

内田:ムコーダも従魔が増えるたび、最初は「自分が面倒を見られるのかな?」と不安や心配があったかもしれませんが、いざ一緒に旅をしてみたら料理を作ったら喜んでくれたり、おいしそうな姿を見て嬉しくなったりして。慈愛の精神とでも言うのでしょうか。面倒見の良いムコーダだからこそ、従魔たちも慕ってくれているのかなと思います。

ムコーダと従魔たちとの掛け合いが見どころ。みんなの喜ぶ顔を見るために最新機種を購入し、今後もおいしい料理を追求!

――シーズン2でもダンジョン攻略したり、人助けのために冒険していますが、戦うシーンよりも料理シーンが多そうですね。

内田:強い敵が立ちふさがってもフェルとスイが強すぎるから白熱する前に終わってしまうんです(笑)。更にドラちゃんも加わったらほぼ無敵でしょう。そうなると日常の時間と料理を作って、みんなと一緒に食べるシーンがメインになってきます。だからこそムコーダとフェル、スイ、ドラちゃんとの関係性の良さや掛け合いのおもしろさは見どころのひとつです。そして旅先の街の人とどう関わっていくのかもポイントになっています。

――街に行くとムコーダの買い物好きな一面も。

内田:ムコーダには商人としての一面もありますしね。掘り出しものや料理に必要なものに絶えず目を光らせていたりするかもしれませんね。

――新しい料理器具を見つけたら買って、すぐ料理してみるチャレンジ精神もありますね。

内田:。みんなに「おいしい」と言ってもらえることはムコーダにとってとても嬉しいことだと思いますから、みんなが喜ぶ顔を見たくて新しい料理を作るための器具に自然と目が行くこともあるんじゃないでしょうか。

おいしい食事と仲間の大切さを描きつつ、癒しも与えてくれるアニメ。シーズン2も一緒においしい旅に出かけましょう!

――収録は今、皆さん一緒にやれているのでしょうか?

内田:はい。シーズン1の時はまだ分散収録で、僕は基本的にフェル役の日野(聡)さんとスイ役の木野(日菜)さん、それにその話のゲストの方と一緒に録ることが多かったです。今回はみんな一緒に収録できているので、空気感の変化はあるかもしれません。みんなで録ることでより楽しい雰囲気が出ているのではないかなと思っています。

――ちなみに内田さんは最近挑戦した料理や作ってみたい料理はありますか?

内田:今は冷麺が好きで、よく家で食べています。キムチとゆで卵をのせて食べたら、とってもおいしいです。それこそネットでいろんな冷麺が買えるので楽しいですね。シーズン2の収録が始まって、料理をしたい意欲も湧いてきているので、何か料理をしたいなと思っています。

――ではシーズン2の放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。

内田:この作品はいい仲間と旅をして、おいしいものを食べるという、僕らの日常でも感じられることがテーマになっています。皆さんもお友達と遊んだり、食事をする時に人生の潤いや充実感を得られた経験もあるのではないでしょうか。この作品を観て、ムコーダ達と一緒においしい料理と楽しい時間を過ごしてもらえたら嬉しいです。

「ちょっと癒されたいな」と思った時に観ていただけたら良い息抜きになると思います。でもお腹がすいてしまうと思うのでそこはご了承ください(笑)。シーズン2もよろしくお願いします。

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