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「助けて…」認知症の義母と向き合う中で、私たち家族が本当に大切なものに気付いた話【体験談】

シニアカレンダー

認知症を患う義母の介護を通して、私たち家族が大きな試練に直面したときのお話です。

義母にしのび寄る認知症

義父との熟年離婚後、義母は1人暮らしを始めました。自由な生活を楽しんでいるようでしたが、次第に変化が現れ始めました。物を捨てられず溜め込む傾向が強くなり、家の中は足の踏み場もないほどになりました。さらに、被害妄想が出始め、「隣人が私の物を盗んでいる」などと訴えるようになりました。

現実を受け入れられない義母を見て、私たちきょうだいは交代でお世話をすることにしました。しかし、それぞれの生活や仕事との両立は想像以上に難しく、徐々に疲れが溜まっていきました。

きょうだい間の関係が悪化

ある日、義母の介護について話し合う中で、きょうだい間の意見の相違が表面化しました。「もっと頻繁に様子を見てほしい」「仕事が忙しくて無理だ」など、お互いの立場や思いがぶつかり合い、ついには口論に発展してしまいました。

その後、きょうだい関係は冷え切り、連絡を取り合うこともなくなりました。「義母のことを思う気持ちは同じなのに、なぜこんなにも対立してしまったのか……」。家族の絆の大切さを痛感すると同時に、深い後悔の念に苛(さいな)まれました。

家族関係の維持も大切な課題

しかし、この経験を通して私たちは多くのことを学びました。認知症の人を支えるには、家族一人ひとりの努力だけでなく、チームとしての協力が不可欠だということです。また、専門家のサポートを受けることの重要性も実感しました。

まとめ

この経験を通して、認知症との闘いは長く厳しい道のりであると痛感しました。でも、家族の絆と愛情があれば、必ず乗り越えられると信じています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:明石沙苗/50代女性・パート

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)

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