【大雪情報】17日の札幌はこの冬一番の大雪 時間にゆとりをもって/北海道の週間天気予報・2025年1月16日更新
北海道のあす1月17日(金)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすの札幌圏のポイント予報
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
これから雪の降り方に注意
これから雪の降り方に注意が必要になります。
今後の雪と風の予想です。きょう16日午後9時は青森県の西海上に渦を巻く「低気圧」の影響で道南で雪が降ります。
今後は低気圧が北海道の南を通るため、太平洋側を中心に雪や風が強まり、あす17日朝までに渡島や日高地方の多いところで20センチ前後の雪が降ります。大気の状態も不安定になるので、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意して下さい。
17日午前9時の予想図です。低気圧が去った後は北風に変わって、札幌周辺など日本海側に雪雲が流れ込むでしょう。
17日の日中は北風が続くため、日本海側が雪の中心となり、断続的に雪が降ります。午後は札幌周辺で紫色、雪の強まる時間があるでしょう。
石狩や空知、後志地方では、低気圧による雪雲と北風による雪雲の「ダブルパンチ」になって、夕方までの24時間に多いところ40センチ、夜以降もさらに雪が増えそうです。
交通障害が発生したり車のタイヤが埋まったりするおそれがあります。車にはスコップやスノーヘルパーを積んでおきましょう。
1月17日の北海道の天気と気温
17日の天気と気温です。
日中以降は日本海側で雪や風が強まるでしょう。札幌など石狩湾周辺では大雪になりそうです。気温は平年並みか低く、厳しい寒さが続きます。
17日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や小樽は断続的に雪が降るでしょう。午後は短い時間で一気に積雪が増え、渋滞などが発生するおそれがあります。函館や浦河は日中は晴れるでしょう。
道北・空知です。
留萌地方では午前中と夜を中心に雪や風が強まり、20センチ前後の雪が降りそうです。岩見沢周辺でも断続的に雪が降るでしょう。
道東・オホーツク海側です。
十勝や釧路は朝まで、根室は昼頃まで雪や風が強まります。朝はうっすら積もるため、路面凍結に注意して下さい。オホーツク海側は雪の量は少ないでしょう。
1月17日の札幌圏のポイント予報
あす17日は時間にゆとりを持って行動したほうがよさそうです。札幌圏のポイント予報です。
朝から各地で雪が強まります。昼頃から夕方が強い雪のピークで一気に積雪が増えるでしょう。気温が低いため、町なかでも少しの風で地吹雪が発生し、急に見通しが悪くなるおそれがあるので、車の運転は注意して下さい。
1月17日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
土曜日は朝まで雪が降ります。大学入学共通テストは早めに家を出るようにしてください。その後は割合穏やかな天気で、寒気も弱まり、札幌の日曜の最高気温は5度、月曜は3月下旬並みの6度です。落雪事故に注意が必要です。
つづいて、太平洋側です。
土曜日も晴れ間が出ますが、日曜は道南方面で雨や雪が降ります。降り方は弱いですが、雨具が必要です。月曜の最高気温は函館で8度、釧路は4月上旬並みの6度でしょう。
1月17日の札幌の朝昼晩の天気
17日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
朝から雪で、時間とともにどんどん積雪が増えていきそうです。
この冬一番の大雪です。
朝は少しの雪かきで済みますが、午後は雪が強まり、お帰りの時間帯は交通への影響が出るおそれがあります。交通情報もこまめに確認しましょう。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※16日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU