「オキシ漬け」で史上最悪レベルに黒ずんだ手鍋を「クエン酸」で煮詰めた結果 → 奇跡的に復活の兆しが見えた!
当編集部には手のつけようがないほど、真っ黒になった手鍋がある。いつかそれをどうにかしたいと、私(佐藤)はひそかに考えていた。ダイソーの人気掃除用品3つを用いて、黒ずみを落として挑もうとしたが、開始10秒断念……。何かひと工夫をしない限り、この汚れは落ちん!
ってことで、いろいろ調べたところ、クエン酸が効果があるらしいことがわかったので、水にクエン酸を入れてコトコト煮詰めた結果……、キター! 奇跡的に復活の兆しが見えてきたぞ!!
・手がつけられないほどの黒ずみ
私の記憶がたしかなら、手持ちの雪平鍋は2010年頃に近所の金物屋で買ったはず。2つ一緒に購入したはずなのだが、今ではまったく違う姿になってしまった。
ひとつはつい最近、ダイソーグッズで手磨きしたからピカピカ。もう一方は、昨年砂子間がオキシ漬けにしてしまったせいで、史上最悪レベルに黒ずんでいる。同じものだったとは思えない。
砂子間は勝手に再起不能と判断して、そのまま放置しやがった。最後までちゃんと面倒を見りゃいいのに、ったく……。
とはいえ、どうしたものか……。調べてみたところ、クエン酸が有効であるとの情報を得た。ただ、それがどれほど効果があるものなのか。一般的な黒ずみ方とは違って、オキシクリーンに20時間も漬け込んでしまっているから、クエン酸ですら歯が立たんかも。
かといって、ほかにとれる手がないのなら、いっそ試した方がいい。とりあえず、やってみるとしよう。
・クエン酸が効くらしい
鍋に水を400ml入れて、その40分の1にあたる10グラムのクエン酸を投入。そのままコンロに乗せて、あとは沸かすだけ。本当にこれで黒ずみはとれるのだろうか?
火にかけて少ししたところで、早くも何かが浮き出してきた。お! これはもしかして、黒ずみが浮いてきたのか!?
沸き始めた頃には、鍋の底の銀色が見えてきた気がする。これは落ちてるんだよな?
本当に落ちてるんじゃないの! もしかすると擦ったら、黒ずみ落としが加速するかもしれんので、メラミンスポンジで擦ってみよう!
オラー! っと力いっぱい擦ったところ、1年間放置された黒ずみが次第に落ち始めた! それはまるで、開かずの扉が開いていくようだ。とはいえ、ラクラクとはいかない。やっぱ擦るのは大変だな。
もっと長い時間煮詰めたら、さらに落ちやすくなるんじゃないの? ってことで、さっきよりも湯量を多くして、煮詰めることに。
よく見ると、気泡と一緒に黒ずみがはがれてるんじゃないか。といっても、目を見張るような変化が起きているわけではない。もしかしたら落ちているのは気のせいなんじゃないか? とか思いながらも、鍋の中を注意深く覗き込んだ。
鍋底はめちゃくちゃキレイになってきた、こりゃマジで落ちてるわ~。
側面はスムーズにとはいかないけど、ゆっくり黒ずみがはがれている。
全体的に黒ずみが落ちたところで、再度手磨き。スポンジにクレンザーをつけて、ゴシゴシ磨きまくった結果!
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キター! 元の汚れがウソみたいにキレイになったよ。まだ十分とはいえないけど、再び使えるようになる気がしてきた!
ビフォーと比べると、ご覧の通り! マジでキレイになって本当にうれしい!
だが、外側はまったく手つかずなので、次にやるときは全面的に落としにかかりたい。そして、再び使えるようにするぞ。手鍋よ、待ってろ。必ず蘇らせてやるからなー!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24