思い出と希望を胸に巣立ち 市内私立高校で卒業式
門出の春―。小田原市内の私立高校で3月1日、卒業式が行われた。
新名学園旭丘高等学校
297人の生徒が卒業を迎えた新名学園旭丘高等学校。水野浩理事長・学校長は卒業生に向けて、「皆さんは小田原のまちを教室として、地域と世界に関わる多くの学びを体験し、旅立ちの時を迎えました。『旭丘の学び』に大いなる誇りと自信を持って、この国とこの地域の明日を創造する一人ひとりとなってください」とはなむけの言葉を贈った。
また生徒会総務・執行部で会長を務めた鈴木まひるさんは「旭丘での学びと出会いを糧に、次のステップへと進んでいく」と決意を述べた。
明徳学園相洋高等学校
明徳学園相洋高等学校(小林悟学校長)では、436人が新たな巣立ちを迎えた。
小林学校長は式辞のなかで、渋沢栄一が夢を持つことの大切さを説いた「夢七訓」を紹介し、「信念、計画、実行がなければ夢は叶わない。長い人生、色々なことがあるかもしれないが、人生は一度きり。夢や目標を持って、自分の人生にとって大切だと思うことを勇気を持って実行してほしい」と話した。また、同学園出身で元衆議院議長の河野洋平氏が来賓として訪れ、激励の言葉を贈った。