『岸和田一文字』で待望の青物祭りが開催!【大阪】ミノーでハマチが連発
ゴールデンウィーク前半、「岸和田一文字」に待望の青物シーズンが到来したとの情報が駆け巡った。南港を拠点とする筆者は、アングラー仲間とともに、今季初となるショアからの青物を狙って、5月5日に釣行を決めた。
岸和田一文字で青物ルアー釣行
「キシイチでついに始まった!」——南港アングラーの間でそんな熱い情報が飛び交い始めたのは、GW突入直後のこと。岸和田一文字では、連日、青物が爆釣モードに突入。60本、100本といった嬉しい釣果が報告されていた。
とはいえ、春の青物といえば通常はブリやメジロなどの良型が中心のはず。ところが今季は、なぜか40〜50cm級のハマチが大量にヒットしているようだ。いずれにせよ、「春爆」の気配を感じた筆者たちは、いてもたってもいられず5月5日の釣行を決めた。
早々に同行者にヒット!
人気沸騰中の岸和田渡船「1番船」のチケットは、すでに数十秒で売り切れる“プラチナチケット”と化していたが、運よく確保に成功。当日は午前4時30分出船。満員御礼の岸和田渡船に揺られ、目的地「沖の北」に到着すると、さっそく釣り座を確保した。
日の出から23分後、同行者がいきなりのファーストヒット。上がってきたのは元気なハマチだった。それを皮切りに、周囲でもポツポツと釣れ始める。しかし、本格的な「時合い」と呼べるような爆発力はまだ感じられなかった。
ミノーでハマチ手中
筆者は、かつて春のメジロを仕留めた実績のある「ショアラインシャイナーZ セットアッパー125S-DR レーザーマイワシ」にルアーチェンジ。1年と1日ぶりの奇跡を祈るような気持ちでキャストした。
2投目。着水後15巻き目でついにヒット!慎重なやり取りの末、手にしたのは今年初のショア青物となる1本。胃の中にはカタクチイワシが2本。ベイトサイズを大きく上回るセットアッパーに果敢に食らいついてきた、気合十分のハマチだった。
セットアッパーで連発
その後、明らかな時合が到来。周囲でも次々とヒットが続き、気づけば多くのアングラーがセットアッパーをキャストしていた様子。まさに「セットアッパー祭り」だった。
同行者は着実に釣果を伸ばす一方、筆者は2バラシで悔しい展開に。しかし、午前の部で見切りをつけて帰る釣り人が増えるなか、筆者たちは夕マヅメにかけて粘る作戦を決行することにした。
16時20分頃、再び回遊の気配。同行者はセットアッパーで6本目をキャッチ。筆者はまたしてもバラしてしまい、「今日は1本で終わるか……」と諦めかけたそのとき……16時35分、着水から28巻き目でガツンと来た。
しっかりフッキングした2本目を無事ランディング。胸の高鳴りを感じながら、岸和田一文字を後にした。
この日以降も、岸和田一文字では安定してハマチが釣れ続けているという。「次こそはブリクラスも」と期待を胸に、再調査を誓った。
実釣動画
<夕日とぼうず/TSURINEWSライター>